秋篠宮家の次女、佳子さまに交際が取り沙汰されている男性がいると、21日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じてる。
秋篠宮家といえば長女の眞子さんが、2017年に婚約内定が発表されて以降、約4年にわたり日本中を騒がせてきた現夫・小室圭さんとの結婚問題に今年終止符が打たれ、11月に米国に移住したことは今年の重大国内ニュースの一つとなった。
「眞子さんと小室さんは婚姻届が受理された当日に会見を開いたが、前日になって質疑応答の中止が決定。さらに眞子さんは会見で“自分を支えてくれた方々”に感謝を述べる一方、“誤った情報が事実であるかのように取り上げられ”と一部の報道や人々の見方を批判。こうした国民を分断するとも受け取られかねない発言に加え、小室さん親子の借金問題について“対応は私がお願いした方向で進めていただきました”と語り、まるで民間人同士の金銭トラブルに介入し対応を主導したかのような発言をなされたことで、さまざまな反応を呼んだ」(皇室を取材する記者)
こうした世論の反応のなか、秋篠宮さまは11月30日に公開されたお誕生日に際する記者会見で、眞子さんと小室さんの会見について、
「夫の方については、私も『結婚の段階になった時に経緯などを説明することが大切だ』ということを以前に話をいたしましたけれども、確かに春ですか、文書ではそのことについての説明をしているわけですけれども、やはり私としては、自分の口からそのことについて話をして、そして質問にも答える、そういう機会があった方が良かったというふうに思っております」
「私自身は一方向のものではなくて、双方向での会見という形にしてほしかったと思います」
と苦言とも感じられるお言葉を述べられた。
「驚いたのは、納采の儀をはじめとする皇族の一連の結婚儀式を眞子さまが行わないという判断が、秋篠宮さまによるものだったとご本人が明かされたこと。秋篠宮さまは、皇族の振る舞いが国民からどのように見られるのかという世論にとても注意を払われる方ですが、お誕生日会見でのご発言を聞いただけでも、今回の眞子さまの結婚によって皇室が揺れ動かされたことに、強い問題意識を持っておられることは明白」(前出記者)
佳子さま、27歳に
折しも、安定的な皇位継承策などを議論する政府の有識者会議は今月、最終報告書を取りまとめる。現在、皇位継承資格を持つのは秋篠宮さま、秋篠宮さまの長男の悠仁さま、上皇さまの弟の常陸宮さまのみで、皇族の人数も眞子さんの皇室離脱によって17方と減少。最終報告書では皇族数の確保策として、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案、旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する案が盛り込まれる見通しの一方、女性・女系天皇の是非については「将来判断すべき事柄」として先送りされる方針だと伝えられている。
このように皇位継承や皇族数の確保が大きな課題とされるなか、秋篠宮家の次女、佳子さまの結婚について伝えられる機会も増えている。
たとえば2017年には「週刊新潮」(新潮社)が、富士急行社長の子息との熱愛が取り沙汰されていると報道。そして前出「週刊女性」は、イギリス留学中に親しくなった男性との交際が噂になっていると報じている。男性は「週刊女性」の取材に対し、佳子さまとの交際を否定しているが、前出と別の記者はいう。
「佳子さまは一般の人々に交じってヒップホップのダンスの発表会に出席するなど、フットワークも軽く社交的。さらに2年前に国際基督教大学の卒業に際して発表されたコメントでは『結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています』『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています』と踏み込んだご発言をされたり、遠回しにマスコミ報道に批判的な内容も口にされるなど、良い意味で“皇族らしからぬ”個性が話題となってきた。
そうしたご性格に加え、年齢的にも今月29日のお誕生日で27歳をお迎えになられるということもあり、ポンと結婚の話が浮上してもおかしくはないでしょうが、やっと眞子さんの件が落ち着き、さらに天皇陛下の長女、愛子さまが成人を迎えたばかりの今、秋篠宮さまとしても宮内庁としても、当面は静かにしていたいというのが本音でしょう。ただ、お子さまの教育において自主性をモットーとされ、かたちはどうであれ眞子さまの結婚をお許しになれた秋篠宮さまだけに、もし佳子さまご本人が望まれれば反対はされないのではないか」
皇室にとっては“悪い前例”
しかし、眞子さんの結婚をめぐっては、小室さん親子の金銭トラブルや過去の行動に関する報道が連日のようになされ、国民の間でも大きな議論を呼んだだけに、もし仮に佳子さまの結婚話が出れば、同じような事態が訪れる懸念もある。
「2005年に東京都職員と結婚された、天皇陛下の妹の黒田清子さん、近年では出雲大社の神職と結婚された高円宮家の典子さん、日本郵船社員と結婚された高円宮家の絢子さんのケースでは、お相手男性にまつわるマイナスの報道はほとんど出ることはなかった。皇族の婚約者に関してこれほど良くない情報が氾濫したというのは、小室さんが初めてといっていい。皇室にとっては“悪い前例”ができてしまったともいえ、特に国民的な人気の高い佳子さまがもし結婚という話になれば、報道が過熱することも懸念される。
宮内庁はこれまで、男性皇族との結婚で“皇室の中”に入ってくる女性に対しては、何かトラブルや問題になりそうなことを抱えていない“身辺調査”をしてきたが、逆に女性皇族が結婚で“皇室の外”に出ていく際には、相手男性についてそこまで入念な調査はやってこなかった。それが眞子さまの結婚では一大騒動を招いた遠因にもなったわけだが、佳子さんのときには、その反省を踏まえて宮内庁も警戒して正式発表の前段階で慎重を期して事を進めるのではないか。それが結果的に佳子さまの結婚にとって高い壁となる可能性も否定できない」(同)
皇室の苦悩は続くのだろうか。
(文=編集部)