6月に入り、「今年も、もうすぐで半分なんて早いな……」などと感じている人も多いのではないでしょうか。
首都圏では梅雨に入りましたし、うっかりしていると、あっという間に6月も過ぎていきそうですが……実は、6月は貯蓄する大チャンスでもあるのです。
なぜかというと、ほかの月に比べてイベントが少なく、祝日もなく、長期休暇を取るケースも少なく、臨時出費が少ない。そのため、普段使いとして、自分がどのようにお金を使っているかを検証しやすいのです。また、ボーナスが出る人も多く、お金と向き合うにはぴったりな時期です。
6月は「ジューンブライド」といって、「6月に結婚すると幸せになれる」というヨーロッパの言い伝えもあり、結婚式や披露宴のお呼ばれが多いと感じるかもしれません。
ところが、実際の日本での披露宴・披露パーティーは、11月(16%)、10月(12.3%)、5月(9.9%)、9月(9.4%)、3月(9.2%)に次いで、6月(7.7%)は第6位となっています。(「ゼクシィ結婚トレンド調査 2015」調べ。2014年4月~15年3月の間に結婚した、もしくは結婚予定があった「ゼクシィ」読者に「披露宴・披露パーティーを実施した月」について調査)
では、1年間のそれぞれの月について考えてみましょう。
1月はお正月や冬休みがあり、お正月用品の購入や帰省、旅行などの費用がかかるものです。親戚の甥っ子や姪っ子に会ってお年玉やプレゼントを渡すこともあるかもしれません。
2月はバレンタインデーがありますが、そもそも日数が28日と少ないため、収入に対する出費が少なくなりがちで、いつもの1カ月の収支とは少し異なります。
3月は異動や転職、引っ越しなどがあり、送別会シーズン。何かと臨時出費が増えますよね。
4月はお花見があったり、異動があったり、新人さんや異動者の歓迎会があったり、スーツなどの洋服を新調する時期でもあります。そして、5月にかけてゴールデンウィークもありますよね。
6月を飛ばして、7月から8月は夏休みシーズン。7月は連休もあるので、旅行に行く人もいる上、夏物の洋服やグッズを買う機会も増えるでしょう。
9月、10月、11月もそれぞれ祝日があり、結婚式の人気シーズンでもあるので、お呼ばれなどの出費も増えるものです。
12月はクリスマスパーティーや忘年会などがあり、年末には帰省や旅行などで臨時出費が増えがちです。
そう考えると、6月は、出費的にはおとなしめの時期ともいえるかもしれません。大きなイベントが比較的少なく、「普段の自分にとって、よくある出費」を見直すチャンスなのです。