感情で無駄使いする人の共通点
イベントが少なめな6月こそ、普段、自分がどんな出費をしているかを見つめるいいチャンスです。すでに6月に入って数日がたちましたが、1日からの1カ月間の出費をぜひ確認してみましょう。
とはいっても、忙しいビジネスパーソンは家計簿をつけている暇はないかもしれません。とりあえず、買い物をしたらレシートをとっておきましょう。インターネットショッピングの場合は、購入履歴がわかるメールなどをまとめて保存しておきましょう。
それらを一週間に一度チェックして、どんな種類の買い物が多いかを振り返ってみるのです。レシートやネットショッピングの購入履歴を見て、「さて、これはなんの買い物だったかな……」と考え込んでしまうようなものは、実は不要の買い物だと思われます。
冷静になって見返してみると「ストレス発散で、結局使わないものを買っちゃったな」「これは不要だった」「これはいい買い物だったな」などと、自分の買い物を検証することができます。
自分の出費に関する行動や、その時にどんな感情だったかについて思い出してみると、失敗パターンの買い物が見えてくるはずです。それに気付くことができれば、「次回からは気を付けよう」と気が引き締まるのではないでしょうか。
余計な出費が減れば、それだけお金は貯まります。たくさん貯まれば、それまで躊躇していたような少し高額なものも買えるようになります。少し先にある“楽しみ”を得るために、ぜひ出費の確認をしてみてください。
ボーナスは半分、できれば3分の2を貯めたい
自分の出費を見直すと同時に、「貯めること」にも目を向けてみましょう。
「財形貯蓄」や「銀行の自動積立定期預金」などの仕組みは、「知っている」「聞いたことはある」という人は多いもの。しかし、貯蓄が苦手な人は「実際にはやっていない」というパターンが非常に多いです。
ぜひ、この6月に思い切って財形貯蓄か自動積立定期のどちらかに申し込んでみましょう。月1万円でも2万円でも、申し込んでおけば必ず自動的に貯まるようになります。
この仕組みができれば、しめたもの。時間というのはあっという間に過ぎてしまうので、知らず知らずのうちに何万円、何十万円ものお金が貯まりますよ。
さらに、ボーナスが出る人は「ボーナスの一部を貯める習慣」をつけましょう。「すでに、今年の春の買い物でクレジットカードのボーナス払いをしたので、全部なくなります」という人は、次の冬のボーナスから意識をしていきましょう。