新社会人に送る、40歳で「貯金+住宅あり」「借金まみれ」になる人の習慣&NG行為
4月です。この春に、新社会人となった皆さん、おめでとうございます。あなたは、社会人として暮らしていくまさに第一歩を踏み出したことになります。その時間は今まで生きてきた人生の2倍近い時間にもなります。
これからの約40年をどう過ごしていくかは、キャリアの面でもプライベートの面でも予想外の繰り返しになることでしょう。それでも一歩一歩進んでいくことで、自分なりの人生を見つけることができると思います。失敗や後悔もあるでしょうが、あきらめずに、そしてあまり思い詰めずにがんばっていきましょう。
さて、ファイナンシャルプランナーとしては、お金の面でもあなたの人生をどうマネジメントしていくか、アドバイスしておきたいテーマのひとつです。あなたが40歳になったとき、「クレジットカードやカードローンの残高300万円」という借金まみれの人生になるか、「貯金600万円と住宅(ローンを活用しつつ)」を手に入れた人生になるかは、年収だけの問題ではありません。
年収はあまり高くなくても貯められる人は確実にいます。年収が高くても借金まみれの人もいます。あなたがどちらの人生を歩むるかは、あなた次第です。
ファイナンシャルプランナーがもし、新社会人のあなたにお金のコトをひとつだけアドバイスするならば、それは簡単です。
「毎月1万円でいいので、必ず積立をしなさい」
ということです。その積立をするかどうかが、もしかするとあなたの人生を左右するかもしれないのです。
お金が必要になってから貯金の重要性に気がついても、もう遅い
新社会人が知っておくべきお金のルールはとてもシンプルです。それは
・より多く稼ぐ努力をする
→できるだけ少ないお金でやりくりする工夫をする
→残ったお金を貯める
→貯めたお金で高額消費をする
という流れをつくる、ということです。スマホの機種変更であろうとちょっとした旅行であろうと、「貯めてから買う」のサイクルを回していく習慣をつけていき、徐々に購入金額をアップさせていきます。車→結婚→家を買う→子どもの学費→老後のための貯金、というようにです。最終的には1000万円以上の貯金を計画的に行う能力を、身につけなければなりません。
しかし、お金の流れをうまくつくれなかった人は、流れが逆になっていきます。
・仕事で稼ぐ
→消費に回すお金が不足するので借りる
→毎月の生活費だけでなく、借りたお金の利息の返済に追われる
→欲望に負けて、また別の消費をして借金残高を増やす
→気がつけば返せない借金だけが残る
というようなサイクルにはまったあとで、貯金の重要性に気がついてももう遅いのです。