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投資失敗の元凶「売り」問題、どう解決?好機を逃さず、損を防ぐ方法とは?

文=鈴木暁子/ファイナンシャルプランナー・高齢期のお金を考える会
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 仕事や外出中に目標値に到達しても、注文を出しておけば自動的に処理されるのでソワソワしなくて済む。もちろんその後さらに値上がりすると悔しい思いもする。しかし、この気持ちを味わうことも勉強のひとつと考えてほしい。逆に値下がりした時には、損失を防げてよかったと思うだろう。

 ちなみにNISA口座で投資をスタートさせた人は、「5年間非課税だし、すぐ売却するのはもったいない」と悩むかもしれない。もちろん保有し続ければ、配当や分配金も得られる可能性がある。しかし、保有している間に値下がりしたら損をしてしまう。このような悩みは常につきまとうが、大いに悩んでいいと思う。筆者は悲観的な展望をしているのではない。投資をしていれば、このようなシーンは日常茶飯事だ。そしてこの問いに「正解」は見いだせない。なぜなら投資をする目的、目標、リスク許容度、性格の違いによって求めているものが違うからだ。

 ビギナーのあなたが本物の投資家になっていくために、大いに笑って大いに悩むことは必要なことなのだ。そのような経験を積んでいくうちに、生活パターンやライフステージに合った、自分なりの投資スタイルが形成されていくはずだ。併せてストレスを軽減する投資をしていくためにも、システマティックな投資行動が有効だということに気づいていただけると思う。
(文=鈴木暁子/ファイナンシャルプランナー・高齢期のお金を考える会)

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