著:大谷由里子、武田和久
佼成出版社
一昔前までは、恋愛の始まり方といえば男性から女性に声をかけて、というのが主流でしたが、今では“草食系男子”に代表されるような、対人関係に消極的で自分から異性を誘わない男性が増え、女性としては待っているだけでは恋愛ができなくなりつつあります。
そうなると、女性から気になる男性にアプローチしないといけないケースが増えますが、もしその男性が上記のような“草食系”だったとしたら、誘い方には注意が必要です。
今回は『オトす技術‐カレもカノジョも上司もお客さんもみんな振り向く心理学』(大谷由里子、武田和久/著、佼成出版社/刊)から、“草食系”の男性をオトすテクニックを紹介します。
“草食系男子”ってこんなにメンドクサイの!?と思う人もいると思いますが、彼らと恋愛をするには、女性はここまでやらないといけないようです。
■一歩一歩ステップを踏ませる
無理に人と関わるよりも、一人で趣味などに没頭できれば人生は楽しいと考えるのが草食系男子の特徴。彼らと恋愛をするには、女性側がリードして、彼らに恋愛の楽しさを伝えていくしかありません。
ただし、気をつけなくてはならないのは、こちらから仕掛けたからといって期待した通りの反応が返ってくるとは限らないこと。そして、反応がないからといって一気に距離を縮めようとすると逃げてしまうので、反応がなくても諦めず、一歩一歩恋愛のステップを踏んでいくのが有効です。
■第三者を使って恋愛をする「状況・環境」を作る
草食系男子を攻略するカギはまだあります。それは「第三者」と「周囲の状況・環境」。
彼らの傾向として、気質が穏やかで、状況に逆らわずに流されやすいというものがあります。そういう相手をオトすには外堀から埋めると効果的なのです。
例えば彼が職場の同僚なら、第三者に協力をお願いして仕事帰りに一緒に帰れる状況を作ってもらったり、一緒に仕事をする機会を設定してもらうなど、親密になれそうな状況をおぜん立てしてもらえば、彼もその状況に流されるようにして恋愛に持ち込むことができるかもしれません。
■100%の安心感を与える
ところで、なぜ自分から女性を口説こうとする男性が減ってしまったのでしょうか。その理由の一つとして、断られることや、その結果傷つくことの免疫がついておらず、自分から行動できないことが挙げられます。
このタイプは草食系男子とは違いますが、対応は似ています。
失敗すること、傷つくことを恐れる彼らは「絶対に失敗しない」という予測がつけば積極的に行動できます。
言葉や行動を通して「大丈夫だよ」「断らないよ」というメッセージを根気強く送り続けていけば、彼らは安心することができ、自らあなたとの関係を前に進めようとしてくれるかもしれません。
本書には、心理学の観点から恋愛や職場での人間関係など、コミュニケーションの問題を解決する方法が述べられています。今回紹介した内容はほんの一部ですので、好きな人がいるけどどう接近していいのかわからないという人や、反対に苦手な人との距離の取り方がわからないという人など、対人関係に悩む人はぜひ本書のなかからその解決法を探ってみてください。
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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