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■「仕事に生きる男」が仕事に裏切られるとき…
もし、遠山さんが仕事以外に自分の居場所を持っていたなら、たとえリストラの事実は変わらなかったとしても、別の生き方があったかもしれない。プライドのよりどころが「仕事」だったからこそ、仕事で受けた仕打ちによって人間としての尊厳が失われてしまった。
しかし、これは単純に「趣味を持ちなさい」「家庭を大切にしなさい」ということではない。問題はもっとずっと根が深い。『男という名の絶望』には仕事だけではなく、夫や父親、息子といった、「男に付きまとう役割」によって自尊心が傷つけられ、転落していった男たちの事例が取り上げられている。
彼らが何に傷つき、何に苦しみ、そしてどのように再生できたのか。男性にとってはとにかく「他人事ではない」と思わされる。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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