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もちろん、後で見返して読めないメモであったり、穴だらけのメモであるのは、本末転倒だ。その後に評価を下げる要因にもなる。重要なことを漏らさずにメモを取る技術を身に付ければ周囲からの評価はグッと上がるのである。
仕事は一人ではできない。たとえ一人で商売をしていても、客という相手が必ずいる。『最強の働き方』はまずその前提に立って考えることを教えてくれる。もちろんそれは明確に語られているわけではないが、仕事を何倍にも加速させるためには、個人のスキルだけではなく、周囲との信頼にも目を配らないといけない。
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本書のページ数は376あり、ビジネス書にしては厚めだ。しかし、「一流の基本」「自己管理」「心構え」「リーダーシップ」など一つ一つのテーマが簡潔にまとめられており、章ごとに独立して読むこともできるので、今の自分にとって課題だと思う部分をピックアップして読むことも可能である。また、オーディオブック版も発売されているので、音声で聴きながら本を目に通すやり方なら、より効率的に内容をインプットできるだろう。
冒頭でムーギー・キム氏は「読みやすさにも徹底的にこだわった」と書いている。ここまで「読みやすい表現へのこだわり」について言及している書籍はあまり見かけないが、実際に読み進めていくと、読みやすさに対する著者の自信が本物であることが分かる。
他にも本のカバー裏にも仕掛けがあるなど、細部までこだわり尽くしとなっている本書。自分の仕事のやり方がこれでいいのかどうかを確認したいとき、そして仕事の基本を学びたいときに、大いに参考になるはずだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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