英語を何年も勉強しているのに、なかなかできるようにならないと悩んでいる人は多いはず。英語の知識はあっても使いこなせない、というのは日本人によくあるパターンです。
自転車の乗り方を本で読んでも、実際に乗る練習をしないと乗れるようにはならないのと同様、英語も文法や英単語を詰め込んで覚えるだけでは話せるようにはなりません。
では、いったいどんな勉強法が有効なのでしょうか。
日本人に英語を教えて30余年のキャリアを持つデイビッド・セイン氏の著書『英語サンドイッチメソッド中学英語編 聞くだけ! 中学3年間の英語がおさらいできるCDブック』(アスコム刊)からそのポイントを紹介します。
中学英語はマスト
英語を話せるようになるには「知識よりも実戦」、とはいえ英語を使う上での基本的なルールは頭に入れておかねばなりません。
そのために、中学英語をおさえるというのは大正解。英会話に必要な要素はすべて中学英語にまとめられています。中学英語をひととおりやり直せば、英語は確実に使えるようになります。
耳を鍛える
英語は耳から覚える言葉と言われているのをご存知ですか? 日本人はとかく書いて覚えたり、読んで見て覚えたりしがちですが、実はそのやり方は、英語においては、非効率。
スペルが同じでも発音が違っていて、聞き取れない、話せない……いうこと、よくありませんか? 英語で会話できるようになりたいなら、とにかく音から! 耳を鍛えましょう。
単語やフレーズはもちろん、用法も耳で覚えるようにすると、やればやっただけ、英語が聞き取れるようになります。効果を実感できればモチベーションも上がり、「もっと聞き取れるようになりたい」と思えるはずです。
脳回路を鍛える
「英語脳」とよく言いますが、英語を処理するための回路を頭の中に作り上げるのが、英語が使えるようになるためのポイント。
そのためには、英語のシャワーを毎日一定量以上浴び続けることが必須です。とはいえ、大人になると、仕事も家事もプライベートも忙しくて、勉強の時間がなかなか取れないというのが現実。
だから、現代人が英語を学ぶのには、何かしながらできる方法や、いつでもどこでも場所を選ばずにできる方法を探すべきです。
本書では、ここで取り上げた「日本人の弱点」を克服するメソッドが多数紹介されています。
勉強しているのに英語が上達しない人もこれから英語を勉強しようという人も、日本人のために作られた、日本人の弱点克服にぴったりの英語勉強法を試してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。