もし、会社からもらう給料以外に、もう一つ定期収入を得る方法があったなら、まちがいなく経済的にも精神的にも安定するはずです。
単純に収入が増えること自体も大きなことですが、収入が増えることで生まれる気持ちの余裕も得がたいもの。
「会社をクビになっても何とか食べていけるかな」と思えれば、嫌いな上司のご機嫌取りは不要ですし、「俺の方が稼いでるんだろうな」と思えれば、そもそもその上司に対して腹が立たなくなるかもしれません。
■サラリーマンこそ不動産投資を始めるべき理由
ただし、会社員の副業というのは難しさも伴います。時間と労力をかけすぎれば本業に支障がでますし、時間と労力をケチったばかりに少額しか稼げなければ副業の意味が希薄になってしまいます。
『年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった小林さんのお金の増やし方』(SBクリエイティブ刊)の著者、小林昌裕さんは、こうしたことを踏まえて、サラリーマンに向いた副業の条件として
・一人でできる
・定期的に課金される
・自分が働かなくていい
の三つを挙げています。
もちろん、この三つを満たす副業は一つではありませんが、不動産ビジネスは代表的。やはりサラリーマン時代の副業を発展させ、年収1億円を稼ぐ投資家として成功した小林さんも、自身の経験上最初の副業は不動産がいいとしています。
■はじめは小規模に手堅く家賃収入をゲットせよ
不動産投資というとリスクが高そうな印象がありますが、実際はやり方次第です。
中古のワンルームマンションなら都内でも1,000万円以下で売りに出されることがありますし、その割に賃料は高額で借り手も多くいます。空室リスクを避けたいのであれば、すでに借り手のついている物件を購入する方法もあります。
1,000万円以内の物件をローンで手に入れることは、サラリーマンにとってちょっとハードルが高いように感じるかもしれません。でも、「都内のワンルーム」は、投資規模は小さくても、空室リスクの少ない状態で運用できる手堅い投資になりえます。
「もしも、あなたが会社の給与とは別に、何か収入源をストックしたいのであれば、少しばかりの勇気を出してみてください!」 小林さんは自身の経験から、そんなエールを送っています。
ワンルーム投資を振り出しにした副業経験を積んだあと、どんな物件に投資すべきか。さらには、不動産投資でまとまった額の家賃収入を得られるようになったあと、ビジネスをどう展開させていくか、本書では、物販ビジネスやコーチング・セミナービジネスまで、サラリーマンに適した副業について解説されています。
自分の人生が会社に依存していることに危機感を抱いている人。今の仕事をずっと続けていくことに希望を持てない人は、参考にしてみると未来へのヒントが見つかるかもしれません。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。