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初心者でも手堅くいける。今、「フィリピン投資」に注目が集まる5つの理由

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 少子高齢化が進み、経済の先行きが不透明な日本。

 人生100年時代と呼ばれる中で、お金に悩むことなく生きていくためには、今からお金の備えをしていくことが必要だ。

 そして、世はグローバル化。日本国内だけで投資を考えるのではなく、世界規模で考えることも必要だ。特に経済成長著しい東南アジア諸国は日本人の投資も盛んだが、ここではフィリピンにフォーカスしてみよう。

 フィリピン在住7年目。32歳にして無借金・純資産1億円を達成した投資家の町田健登さんは『副業時代に手堅く儲ける フィリピン投資入門』(幻冬舎刊)を上梓。タイトルにあるように、フィリピンで「手堅く儲ける」投資術を教えている。

 

■なぜ今、フィリピンが熱いのか? その5つの理由


 マレーシアでも、カンボジアでもなく、なぜフィリピンなのか。町田さんが言うには、フィリピンをおすすめしたい5つの理由があるという。


(1)アジア最大級の人口ボーナスが今後も見込める
(2)国力、金利、経済レベルが日本の高度成長期の1970年代と一致する
(3)フィリピン国内のインフラ整備が拡大している
(4)高い英語力
(5)フィリピン人の圧倒的な消費意欲


 最初の「人口ボーナス」については、今後も生産年齢人口(15歳~64歳)の増加が見込めるということなのだが、他のASEAN加盟諸国が2030年~40年代にかけて増加が終わるのに対し、フィリピンは2050年代まで続くと見込まれている。人口が増え続けるということは、あらゆる消費が増え、企業の売り上げも増え続けていくということになる。これだけでも、フィリピンが持つ可能性を感じ取れるだろう。

 続いて町田さんは「今のフィリピンは1970年代の日本」と述べる。

 実は主要経済指標を比較しても、交通インフラの整備が急速で進んでいる状態を見ても、1970年代の日本と重なる点が多い。つまり、フィリピンはいずれ日本のような経済大国に発展する可能性があるということだ。

 また、整備が進んでいるのは交通インフラだけでない。公共インフラも同様だという。ドゥテルテ大統領の「Build Build Build」というスローガンのもと、通信や交通、電力等の分野に対する一定の外資出資比率は規制緩和が掲げられており、より一層の進展が望めるという。

 さらに、フィリピン人の消費意欲の高さは、経済の発展を後押しするだろう。現在は日本の10分の1程度という給与水準も、今後上がってくるだろうと町田さんは推測する。

 国民の大多数が英語を話せるという点も大きな武器だ。海外に出稼ぎに行ったフィリピン人が本国に送金し、そのお金が国内で消費されることで、内需産業の発展につながる。また、多国籍企業の一部の業務をアウトソースされる形で請け負うBPOも盛んだという。

 

■先駆者としてのメリットが詰まったフィリピン投資


 フィリピンの発展について疑いの余地がないことは理解いただけただろう。だからこそ、今から投資対象としてフィリピンに注目すべきなのだ。

 町田さんはフィリピン投資には、投資を成功させる3つの基本原則を上手く活用できる寛容があると述べる。


(1)早く始めて長く運用
(2)安く仕入れて高く売る
(3)勝てるマーケットで勝負

 本書では「株」「債券」「不動産」という3つの視点から、おすすめの投資術を教えてくれる。あくまで「大きく儲ける」のではなく「手堅く」というのがポイント。おすすめの株銘柄や、フィリピンの不動産のルールなども書かれているので、しっかり身につけたいところだ。

 「可能性を秘めている」という言葉が似合うフィリピン投資。本書はそんなフィリピン投資の魅力ややり方、注意すべき点を投資初心者にも分かりやすく伝えてくれる一冊だ。元手が少なくても始められるというところもメリットだろう。

 さらに、2020年11月中旬現在、このコロナ禍において、フィリピンは世界最長のロックダウンが続いており、フィリピン株価は暴落している。そんな状況だからこそ、町田さんは「絶好の買い場」だと指摘し、上位10社の株ですら、初心者に手が出せるようになっているそうだ。

 成功のためには、情報収集が大事。コロナ終息後を見据えつつ、本書を読みながら、自分でも現地フィリピンの情報を調べるなど、日々の努力も怠らないようにしたい。
(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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