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会社を伸ばす原動力になるのは「善人」ではなく、「悪人」という事実

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■ネガティブフィードバックに遠慮は無用

 日本人は、他人に否定的なことを伝えるのが苦手だ。直裁的に物を言う人は「デリカシーがない」「人を不快にさせる」と言う理由で悪人扱いされる。

 しかし、ネガティブフィードバックが伝えられない部署や組織は、成長していかない。「悪人な上司」に徹するなら、人の嫌がることを言うという悪人役を引き受けることも必要だ。

 ただし、横柄に乱暴な言葉遣いで伝えると、パワハラにもなりかねないし、せっかくの物事が改善するきっかけになるはずのフィードバックも十分には伝わらない。

 大切なのはあいまいな言い方は避け、一つにしか意味が取れないような一義的な言い方で、言葉遣いを丁寧にして伝えることだ。「きちんとやれ!」で済ませるのではなく、「こういう手順で、この期日までに仕上げて」と、具体的に伝えるといいだろう。

 悪人は、表面だけで人を判断する人からは嫌われるが、真価がわかる人間からは絶大な評価を得る。 毒にもクスリにもならない人材で終わらないためには、「悪人」を目指してみるのもいいかもしれない。(ライター:大村佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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