消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
■ネガティブフィードバックに遠慮は無用
日本人は、他人に否定的なことを伝えるのが苦手だ。直裁的に物を言う人は「デリカシーがない」「人を不快にさせる」と言う理由で悪人扱いされる。
しかし、ネガティブフィードバックが伝えられない部署や組織は、成長していかない。「悪人な上司」に徹するなら、人の嫌がることを言うという悪人役を引き受けることも必要だ。
ただし、横柄に乱暴な言葉遣いで伝えると、パワハラにもなりかねないし、せっかくの物事が改善するきっかけになるはずのフィードバックも十分には伝わらない。
大切なのはあいまいな言い方は避け、一つにしか意味が取れないような一義的な言い方で、言葉遣いを丁寧にして伝えることだ。「きちんとやれ!」で済ませるのではなく、「こういう手順で、この期日までに仕上げて」と、具体的に伝えるといいだろう。
悪人は、表面だけで人を判断する人からは嫌われるが、真価がわかる人間からは絶大な評価を得る。 毒にもクスリにもならない人材で終わらないためには、「悪人」を目指してみるのもいいかもしれない。(ライター:大村佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
Business news pick up
RANKING
23:30更新関連記事
2024.07.09 16:00
2024.05.24 21:00
2024.04.07 17:30
2024.01.22 16:54