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話し手である自分も、「間」を取ることで相手の反応から理解度を確認できるので、何度も同じ話をしないで済むというメリットもあります。
さらに、「これは押したい!」というキーワードの前に「間」を取ると、伝えたいことが強調され、印象に残りやすくなります。「間」は活用の幅があるテクニックなので身につけておきたいところです。
■ガラリと印象を変える「イントネーション」を意識しよう
「イントネーション」は、文の中での高低、強弱の抑揚をつけて声に表情をつけるスキルです。
抑揚のない話し方は、ロボット音声のように無機質で、聞き手も耳を傾ける気が失せるので、情報が伝わらなくなってしまいます。
たとえば「美味しかった」という言葉も抑揚次第で、相手に感じさせる印象は変わります。少し高め、強めの音で発声すると、「美味しかった」という感情が伝わりやすくなります。
また、語尾のまとめ方も「イントネーション」に含まれます。
「美味しかった」も、「美味しかったぁ~」と語尾を伸ばせば、ほっこりして満足した気分であるかのような印象になります。
語尾のまとめ方の好例は、小泉純一郎元首相の「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」という名台詞です。小泉氏の話し方は、その語尾の歯切れの良さから、堂々として力強い印象になっていますよね。
本書では、話し方を磨くために、ICレコーダーなどで自分の話しているところを録音してみることを勧めています。客観的にはわかりにくい「自分の話し方」の弱点を探るためには効果的な方法かもしれません。
(ライター:大村 佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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