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知られざるブライダル業界、ウェディングプランナーという仕事の魅力と苦労とは?

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知られざるブライダル業界、ウェディングプランナーという仕事の魅力と苦労とは?の画像1大川戸恵さん(撮影=山本宏樹)

 人生の最も幸せな瞬間である結婚式。この晴れやかな場を裏で支えるのが、ウェディングプランナーという職業だ。大川戸恵さんは、11のウェディング施設を運営するブライダルプロデュースに入社以降、ウェディングプランナーとして600組あまりの結婚式を手がけてきた。また、自身も2年前に結婚し、結婚生活をエンジョイしながら仕事に打ち込んでいる女性だ。

 そんな大川戸さんに、知られざるブライダル業界の裏側、そして人気職業でもあるウェディングプランナーという仕事の魅力や苦労などについて語ってもらった。

–ウェディングプランナーというお仕事を志したきっかけを教えてください。

大川戸恵(以下、大川戸) 大学生の頃に、4年間ケーキ屋さんでアルバイトをしていました。ご褒美やイベントなど、ケーキってみなさん特別な思いを持って買いに行きますよね。そこで、ケーキをただ売るだけではなく、持ちやすいように工夫したり、プラスアルファのサービスをすることで喜んでくれることがうれしかったんです。そういった配慮をすることによって喜んでもらえる仕事は何かと考えた時に、結婚式の仕事だったんです。

–結婚式関係の仕事の中でも、ブライダルプロデュースに入社した決め手は何でしょうか?

大川戸 縁を感じたということがいちばんですね。中学生の時に、いとこの結婚式に初めて参列したんですが、その会場が当社の「セントジェームスクラブ迎賓館」でした。また、働いている先輩社員がキラキラしていて、楽しく仕事をしていて、社員同士のつながりもあり、プライベートも満たされている。だからこそ、プラスアルファのサービスができるんじゃないかと考えたんです。

–会社の中に、ホスピタリティを発揮する余裕があったということですね。ブライダル業界でも、会社によって社風は大きく変わるのでしょうか?

大川戸 就職活動の際に様々な企業の説明会に足を運びましたが、社風は企業によって異なると思います。

–ウェディングプランナーの仕事は、具体的にどのような内容なのでしょうか?

大川戸 結婚式の進行や演出、アイテムなどをご提案し、手配します。ただ、単に進行やアイテムを決めて手配するのではなく、「なぜその進行をしたいのか?」など、お客様の想いに寄り添うことが私の仕事だと考えています。ですので、当社の会場を選ばれた理由や、おふたりが結婚式をする意味、ご家族のことなどを出来る限り深く理解するように努めています。

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●プランナーとして伝えたいこと

–お仕事をする上で、心がけていることはありますか?

大川戸 今入社5年目なのですが、当初は結婚式への列席経験もほとんどないし、年上のお客様ばかりです。どうしよう……と戸惑うことがたくさんありました。経験が増えていき、150人規模の大きな結婚式から20名の小さな結婚式まで担当するにつれ、だんだんと、価値観や想いは無限大、お客様の数だけあることを痛感しました。だからこそ、「プランナーです! なんでもできます!」というスタンスではなく、ひとりの人間として、お客様の話をしっかりと聞いた上で、自分が持っている知識を含めて、ご提案をしています。

–20代後半という年齢であれば、同年代のお客様も多いと思います。仕事もやりやすくなっているのでしょうか?

BusinessJournal編集部

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