突然ですが、1年間に土日祝日が何日あるかご存じですか?
正解は、約120日。働いていると実感することは少ないですが、1年の約3分の1は休日なのです。だとしたら、家でゴロゴロして過ごすのはあまりにももったいない!
こうした休日こそ、人生の質を高め充実させるために活発に動くべきだと主張するのは、今回文庫化されて再登場した『人生を変えたければ「休活」をしよう!』(サンマーク出版/刊)の著者、大田正文さんです。
大田さんによると、休日を活動的に過ごすこと(以下、休活)の目的は、「会社の肩書なしでも勝負できる自分をつくる」こと。この目的にかなうものであれば、基本的にはどんなことをしてもそれは「休活」です。仕事のスキルを高めるために勉強をするのもいいですし、セミナーや勉強会で人脈を広げるのも「休活」です。もちろん仕事に直接に関わるものでなくても構いません。スポーツ観戦も、家族旅行も、あるいはいつもより深く子育てに関わることだって、「休活」なのです。
しかし、普段から休日を寝て過ごしているという人が、いきなり活発に動き始めるのは大変。そこで今回は、「休活」を始める時に注意すべきポイントを紹介します。
●好きなことが見つからない場合は…
「休活」のやり方は2つだけ。
(1)休日に、あなたがいちばん好きな活動をすること
(2)休日に、好きなことを通じて出会う人とのつながり・広がりをたいせつにすること
です。
しかし、「自分は何が好きなのかがわからない」という人は案外多いもの。そんな人は、子どもの時から今までに、寝食を忘れて熱中したことを思い出してみましょう。ゲームでもマンガでも構いません。
それが思い出せたらしめたものです。休日を使って、自分が熱中できるものを突き詰めていきましょう。そこで得た知識や人脈は、のちのちきっとあなたの個性や魅力になるはずです。
●休日こそ早起きすべし
休日だからといって、丸1日時間があいているわけではありません。家事や雑用など、「やりたくないけどやらなければいけない仕事」があります。これに時間を取られすぎてしまっては好きなことに打ち込むことができません。
それを回避するためには、休日こそ早めに起きることです。平日と同じ時間に起きるというのは無理でも、普段の休日は昼頃まで眠っているのを、3時間早めて朝8~9時に起きるだけでも、1年間継続すると300時間以上確保できることになります。
どんなことでも、熱中できること、楽しいと心から思えることを突き詰めていけば、得た知識は新しい価値観となり、出会いはその後の人生でかけがえのない人脈になります。それらは時を経て、必ずあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
本書には、「休活」のメリットと方法、年齢や人生のステージ別の活動例などが紹介されています。家と会社の往復だけの毎日に飽き飽きしている人、なんとなく物事がうまくいかない人は、自分を変えるきっかけとして手にとってみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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