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しかし、あれだけの盛り上がりを達成できるのは、発信側が有名で資金も潤沢にあることが不可欠でしょう。
その点、Negiccoは、知名度もなければお金もない、しかも地方在住。泥臭く地道です。
だからこそ、説得力があり、再現性があるのです。有名ブランド企業でない、多くの普通の会社やお店が参考にできる事例なのです。
最初の「なぜか応援したくなる」について、もう少し詳しく見てみましょう。
その理由を、川上さんは「Negiccoが『ストーリーの黄金律』に基づいているから」と分析しています。
「ストーリーの黄金律」とは、次の3つの条件を満たしたストーリーです。
(1)何かが欠落した、もしくは欠落させられた主人公が
(2)遠く険しいちょっと無理なのではないかという目標・ゴールに向かって
(3)いろいろな障害・葛藤・敵対するもの・自分自身の弱さなどを乗り越えていく
地方アイドルで何度も何度も挫折を繰り返しながら、「武道館の玉ねぎの下でネギを振り回す(=武道館ワンマンライブ)」という高く遠く険しい目標にむかって、いろいろな障害や葛藤、自分自身の弱さを乗り越えていく物語。
Negiccoはまさに、この「ストーリーの黄金律」の主人公そのものなのです。
他にも、ビジネス的な見地から、Negiccoの活動はさまざまに分析できる、と川上さんは述べています。顧客を増やしたい、事業を長く続けたい……Negiccoの人気の秘密を分析すると、ビジネスの大いなるヒントになるはずです。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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