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–具体的には、どのような紹介がよいのでしょうか?
松尾 一般的に名刺交換の際には、「株式会社○○の松尾です」などと、自らが所属している会社名を挙げます。相手が自社のことをよく知っていればいいですが、そうでない場合には、自社をわかりやすく説明することが必要になってきます。
例えば「弊社は、海外から来日する著名人専門のメディアとして30年活動しています。多くの国のネイティブスピーカーや語学に堪能なスタッフばかりですので、インタビューなどの場面でも相手の意図を正確に受け取れると好評を得ています。私は長くスペインに滞在していましたので、スペイン語が得意です」などと、自社と自分が相手にとって、どのように役立つかを伝えると受け入れられやすくなります。ところが、これができない人が非常に多いのです。端的に自己紹介する決まり文句を普段から用意しておく必要があります。
人は社会に存在する限り、他人との接触や折衝を避けることはできませんから、ビジネスでの成否は、話し方で決まってしまうといっても過言ではありません。話し方が悪ければ、成功には漕ぎ着けられません。
一方、話し方が魅力的で、人を引きつけるものとなれば、周りの人からの評価は高まり、支援者も増えてくることでしょう。
(文=尾藤克之/経営コンサルタント)
●尾藤克之(びとう・かつゆき)
東京都出身。経営コンサルタント。代議士秘書、大手コンサルティング会社、IT系上場企業等の役員を経て現職。人間の内面にフォーカスしたEQメソッド導入に定評。リスクマネジメント協会「正会員認定資格HCRM」、ツヴァイ「結婚EQ診断」監修等の実績。著書に『ドロのかぶり方』(マイナビ新書)、『キーパーソンを味方につける技術』(ダイヤモンド社)など多数。
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