■「何年後にこれをやろうとか。先のことはあんまり考えないんだよね」(斉藤和義)
人生は「こうなりたい」という目標を持ち、そこに辿りつけるようにマイルストーンを置いておくことが大事だというのは、成功するための半ば定石的な手段として知られていますが、2012年のCM放送当時45歳だった、ミュージシャンの斉藤和義さんから出てきたのは「先のことはあまり考えていない」という言葉です。
浮いたり沈んだり、調子が良かったり悪かったりするのも「そういうもん」と思い、スケジュールも「1週間先くらいのことも見ないようにしている」という斉藤さん。「まあ、いっか」という楽天的な精神や、忘れっぽい性格だと自認している姿は、「斉藤さんらしいな」と思うかもしれません。
目標を持つことは大事ですし、追いかけるものがあった方がいいというのも真ですが、自然体で生きること、起こったことを受け入れて忘れることも大切なことなのでしょう。
本書から垣間見ることができるのは、各界で活躍している人たちの一人の大人としての姿。弱い部分、意外な本音まで、妻夫木さんの質問に対して素直に吐露します。
どんな大人も弱さや不安、焦りを持っているものです。それは活躍している人たちも同じ。本書を読んでいくと、焦っていたり不安になっていたりする自分の心がスッと楽になるかもしれませんよ。
【出演者・階数】
54階 中村勘三郎&Char
77階 仲代達矢
44階 スガ シカオ
25階 白鵬
55階 佐野元春
64階 高田純次&岸部一徳
56階 竹中直人
46階 古田新太
47階 奥田民生
35階 中村俊輔
HALL リリー・フランキー、奥田民生、斉藤和義
※階数表示(年齢)はCM放送当時のもの。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。