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新井さんによると、人事部の立場で最もリストラしやすい人間というのは、「話のわかるいい人」なのだという。会社としてはそのリストラが不当解雇だとみなされたり、リストラによって悪い風評が立ったりすることは絶対に避けたい。そんな会社の一方的な都合にも理解を示してくれる「ものわかりのいい人」は一定数いて、そういう人こそ「肩を叩きやすい」というわけだ。
仕事ができない「本当の意味で辞めてほしい社員」がリストラに応じず、押し問答している間に「いい人」たちで定員が埋まり、生き残ってしまうこともあるというのは笑えない話である。
人事を知ることは、その会社の方針を知ることであり、「評価される働き方」を知ることだ。
新井さんの著書『日系・外資系一流企業の元人事マンです。じつは入社時点であなたのキャリアパスはほぼ会社によって決められていますが、それでも幸せなビジネスライフの送り方を提案しましょう。』(すばる舎/刊)には、人事のプロフェッショナルの目から、その「ホンネ」や、人事システムの性質が明かされ、それらを踏まえてどのように働くべきかを考えさせてくれる。
自分の評価がどのように決まるのかを知るという意味で、文字どおり「会社で働くすべての人」に有用だといえるだろう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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