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“成功している人”は必ずほめている~苦手な人を克服し、自分にも大きなメリット

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※画像:『口ベタでもうまくいく! ほめ方の極意』著:谷口祥子/講談社

 怖い上司や先輩、嫌味な同僚、ひねくれ者の部下、傲慢な取引先…

 誰にでも、できれば関わりたくない「苦手な人」がいるもの。でも、プライベートならまだしも、ビジネスでは付き合わないわけにはいきません。しかし、「苦手な人」を苦手なままにしておくのは、自ら成功のチャンスをつぶしてしまうようなもの。あなたの「負の感情」は必ず伝わり、相手はけっしてあなたの協力者になってはくれません。苦手な相手を克服して信頼関係を築くことこそ、ビジネスチャンスをぐっと広げるためのカギなのです。

 では、どうすれば苦手な人を克服できるのでしょうか?

 それは、「ほめる」ことです。“成功している人”は必ずほめています。自分が好意を示すことで、相手はその感情を受け止め、必ず好意を返してくれる。それを知っているのです。でも、「ほめる」ことは、簡単そうに思えてなかなか難しいものです。いざほめようとすると照れくさくなったり、「お世辞と思われるのでは」と心配になったり、せっかくほめたのに相手の反応がいまひとつだったり……。そんな経験、あなたにもあるのでは?

 今回は『口ベタでもうまくいく! ほめ方の極意』(谷口祥子/著、講談社/刊)から、「苦手な人」の心をわしづかみにして「頼もしい協力者」に変える「ほめ方」のコツを紹介します。

●人をほめると、自分にも大きなメリットがある

 ほめることには、相手のモチベーションを上げたり、相手に好かれるという効果のほかに、あと2つ、大きなメリットがあります。それは、「自分の気持ちがポジティブになる」ということと、「相手を好きになれる」ということです。

 人の悪口を言うと、ますます嫌なところに目が向いてしまい、気が滅入ってしまいます。ところが大好きな人と一緒にいる時はどうでしょう。

 「〇〇さんって本当にやさしいですね」「いやぁ、△△さんの姿勢をいつも見習っているんですよ」などとお互いにほめ合ううちに、どんどん相手に対する好意が増していきます。恋愛なんて、その最たるものですね。この「ほめあい」こそが、成功している人が必ずやっていることなのです。

●ひねくれ者は本人のいないところでこっそりほめる

 けれども、あなたのほめ言葉をみんなが素直に受けとってくれるとは限りません。中には「そんなに持ち上げて、どうせ何か裏があるんだろ?」と疑ってかかるひねくれ者もいます。そんな人をほめる場合は、直接ほめるのではなく、あえて本人のいないところでほめてあげましょう。あなたのほめ言葉を聞いた人は、きっと本人に伝えてくれるはず。これなら、わざとらしい印象は持たれませんし、間接的にほめ言葉が耳に入るのは、直接ほめられるより何倍も真実味が感じられてうれしいものです。

●気難しい相手をほめる時は「質問話法」で

 前述の通り、誰かをほめる際に難しいのは、人によっては「何の目的でオレをほめるんだ?」とあやしまれてしまうことです。しかし、「質問話法」を使えばそんな心配は無用。例えば、「プレゼンがすごく上手ですね」とストレートなほめ言葉を使うのではなく、「どうすればそんなにプレゼンが上手になれるんですか?」と質問するのです。こうすることで、相手をほめつつ、しかもその後の会話につなげることもできます。

 この方法なら、気難しい相手や寡黙な人でも心を開いてくれるかもしれません。

●「つぶやき」でほめ言葉に真実味を

 ともすると大袈裟でウソくさくなってしまうのもほめ言葉の難しいところ。ほめ言葉に真実味を持たせたいなら「つぶやき」を利用してみましょう。例えば、部下の企画書をほめる時、企画書から目を離して「面白いアイデアだね」と言うよりも、企画書を見ながら「面白いなあ」とつぶやくほうが断然真実味があります。思わず口から出てしまったようにつぶやくと、本心からほめている印象を与えることができるのです。ひねくれ者も、嫌味な人も、本心からほめられていると知れば、悪い気はしないはずです。

●ほめ言葉を使わなくてもほめることはできる

 ストレートにほめるのが苦手な人や、上から目線だと思われるのが嫌な人には、ほめ言葉を使わずに「自分を下げる」ことで相手を持ち上げるという方法もあります。例えば「先輩のようなプレゼンができるようになるには、私だと何十年もかかりそうです」というように、あからさまなほめ言葉を使わずとも、ほめることと同じ効果を得られるのです。

 このほかにも、『口ベタでもうまくいく! ほめ方の極意』では、仕事やプライベートで効果を発揮する「ほめ方」のコツをケース別に多数紹介しています。著者の谷口さんは『エチカの鏡』(フジテレビ系)や『ドラクロワ』(NHK)など、TV、ラジオ、新聞などにも取り上げられた「ほめ方の極意セミナー」を主催しているコミュニケーションの専門家。しかし、元々はコミュニケーションが苦手で口ベタだったそうです。苦手なことを克服するプロセスで、私たちはいろいろなノウハウを手に入れることができます。本書はそんなバックボーンを持つ著者の調査と研究に基づいており、非常に説得力のある内容となっています。

 「ほめる」とは「おだてて持ち上げる」ことではなく、あくまでも「あなたのことを認めていますよ」ということを伝えるコミュニケーションです。思ってもいない上辺だけの言葉を伝えるのではなく、あなた自身が心から「いいな」と思える相手の魅力をほめるようにしましょう。それでこそ相手の心に響き、信頼関係を築く礎となるのです。

 本書を読んで「ほめ方の極意」を学んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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