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「自由民主党」公式HPより。(画像はイメージです。)
児童ポルノ法改定問題をめぐり、改定案成立に向けた具体的な動きがゴールデンウィーク明けにも始まることが、明らかになった。
消息筋によると、ゴールデンウィーク明けにも改定案の審議に向けて衆議院理事懇談会にて討議が行われる予定とされている。委員会で審議が行われるのは6月になる見通しだ。
別の消息筋によると、現段階で与党側の改定案にある、マンガ・アニメなど創作物の性犯罪への影響についての調査研究に関する項目が外れるのは、ほぼ確実。残る問題である「単純所持の禁止」に関して、与野党間で調整が行われているという。
消息筋からは「政府は昨年の特定秘密保護法のような強行採決を避けたいため、民主党とは妥協を図りたい姿勢を見せている」との話もある。民主党側は2009年に改定が審議された際に作成した案をベースに、単純所持を禁止するならば「有償で反復して取得した場合」などと限定することで妥協を図りたい様子だ。
いずれにしても、なんらかの形で「単純所持の禁止」が導入されることは避けられない情勢だ。
出版業界など、改定に危惧を示してきた業界内部では「『単純所持の禁止』は避けられない」というあきらめの声と共に、「本命は『単純所持の禁止』なのに、二次元規制への反対ばかりが大きすぎた」という声もみられる。
(取材・文/本家・昼間たかし)
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