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格安SIM、実はハードル高い?ガラケー併用じゃないと厳しい?

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「MMD研究所」より

 総務省の統計データによると、2014年末で格安SIMの契約者数は前年同期比35.4増の892万件だという。携帯電話加入者全体からみると1割にも満たない状況だが、急速に普及しているようだ。また、格安SIMサービスを取り扱う仮想移動体通信事業者(MVNO)も、14年末時点で170社に上るという。

 少々高額になるが、大手携帯電話通信会社(キャリア)よりも多くの通信容量を割り当てられるプランなどもあり、サービス内容は多岐にわたっている。しかし、一般的には格安SIMに求められているのは月額使用料金の安さだろう。

 では、実際に格安SIMを利用しているのは、どのような人たちなのだろうか。いくつかの調査結果から浮かび上がるユーザー像をみていきたい。

ガラケーやタブレットとの2台持ちが多数派

 モバイルに特化した調査研究機関であるMMD研究所が7月に実施した「格安SIMに関する利用動向調査」によれば、格安SIM利用者の5割がフィーチャーフォン(ガラケー)との2台持ちだという。タブレットを所有しているユーザーも5割を超えている。

 つまり、格安SIMユーザーの多くは、「格安SIMスマホとガラケー」または「格安SIMスマホとタブレット」といった併用状態のようだ。なかには、「格安SIMスマホとガラケーとタブレット」の3つを使いこなしている人もいるとみられる。

 ここから、通話とインターネットやゲーム、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などのデータ通信とで端末を使い分けるユーザー像が見えてくる。

雑誌やテレビの広告は、あまり購買のきっかけにならない

 もうひとつ、MMD研究所の「格安SIMに関する購買動向調査」では、格安SIM購買のきっかけは「ウェブ記事」が39.8%、「ウェブ広告」が28.7%と、ネット上の情報が購買に対して大きな影響を与えていることがわかる。

 一方、「テレビCM」「雑誌記事」「雑誌広告」「交通広告」「新聞広告」など、旧来のメディア情報をきっかけに格安SIMを購入する人が少ない傾向も見てとれる。

 さらに、「既存回線は解約せず、増線した」という回答が35.6%もあり、従来から使用しているスマホはそのままに格安SIMを追加で持つ人も一定数いることがわかった。

 この調査からも、ネットを活用することで情報を収集してサービス等を検討し、複数端末を使いこなす格安SIMユーザーの姿が浮かび上がる。