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自民党議員の親族が経営の会社に不正疑惑 指摘した住民を党関係者が脅迫か

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大田区総合体育館「大田区 公式サイト」より
 東京都大田区の公共事業をめぐる巨額談合疑惑を同区在住の夫妻が指摘したところ、自民党の関係者から「よけいなことは、やらないほうが身のため」と、脅迫とも取れる対応をされたという。

 夫妻は、共に音楽業界に長く携わってきた著名人でもあり、同区の談合疑惑について、夫は以下のように語る。

「過去12年を調べたところ、100億円以上の談合疑惑があります。それを区議会議員に伝えようとしたら、側近から『そんなものは個人で追及できるものではないし、よけいなことはやらないほうが身のため。せっかくの実績に傷がつきますよ』と言われ、かえって疑惑を強めました。

 最近では今年5月、京浜急行電鉄蒲田駅の駅前広場整備事業の入札で、予定価格の99.29%、2億2680万円での落札がありました。区立の志茂田小学校や志茂田中学校などの改築工事も、落札価格は同99.91%で37億2276万円です。落札した企業体の1社は、自民党の区議会議員の親族が経営する会社で、公営の斎場である平和の森会館の大規模改修工事も落札しています」

 夫妻は、趣味のスポーツ観戦が高じて、最近は私財を選手の支援に充ててきた。そんななかで目についたのが、2年前に新築工事が行われた大田区総合体育館の入札だった。当時の区議会議長である河津章夫氏(自民党)の子息が代表を務める河津建設が約51億円で落札したことを不審に思い、区議会議員に疑問をぶつけようとしたところ、前述のように「よけいなことは、やらないほうが身のため」と返答され、愕然としたという。

「河津建設は、2002年に臨海斎場の建築工事を他企業と共に27億円強で落札しました。この時も疑惑が持ち上がっていたようで、7年前の特別養護老人ホームの外壁改修工事の入札では、予定価格の99.9%、1億5350万円の落札です。この数字だけを見ても、おかしいことがわかるでしょう。ほかにも、挙げればきりがありません」(前出の夫)

過去に逮捕者も出た大田区の談合


 過去には、こうした話を野党の議員が議会で追及したこともあった。ある野党議員は、以下のように語る。