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ツタヤ図書館、税金を使ってTカード会員勧誘…貸出カード作成者に勧誘DM

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多賀城市立図書館で選択できるカード(「平成27年第11回 教育委員会定例会議案資料」より)

「図書館に登録してきたら、スタバ(スターバックスコーヒー)の無料券とレンタル2本無料券もらった。最高!」「図書館でTカード登録したら、蔦屋書店のレンタル無料券とスタバのコーヒーチケットいただきました!」

 先月末から今月頭にかけて、インターネット上にこのような書き込みが目立った。

 これは宮城県多賀城市での出来事だ。市立図書館が駅前に新しくできたビルに移転して3月21日にリニューアルオープンした。それに際して、混雑緩和のため事前に開催された図書カード登録会に多くの市民が集まった。

 その登録会は市主催であるにもかかわらず、公共図書館の図書貸出カードをつくると、もれなくスタバや蔦屋書店の無料券がもらえるという、前代未聞の出来事が起きたのだ。

 多賀城市民に確認してみると、「Tカード機能付きの図書カードを作成した人に、スタバとツタヤの無料券をプレゼントしていました」と言う。

 いったい、なぜそんなことが起きたのか。それは、新図書館の運営会社が、全国にツタヤを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)であり、図書館と同じビルに開業するCCC子会社経営のスタバや蔦屋書店のオープニングイベントも兼ねていたためだ。

 同社が運営する公共図書館、いわゆる「ツタヤ図書館」は2013年に佐賀県武雄市、15年に神奈川県海老名市に誕生して、カフェ併設の新感覚図書館として話題を呼んだ。しかし、昨年夏に武雄市で、価値の低い中古本を蔵書に仕入れていたことや、貴重な郷土資料を大量に廃棄していたことが発覚。それをきっかけに、ずさんな契約手続き、図書購入費がほかに流用されているなど、さまざまな問題が浮かび上がった。今年度だけでも、武雄市で2件、海老名市1件、それぞれの自治体が住民訴訟を提起される事態に陥っている。

そんななか、「第3のツタヤ図書館」と称される多賀城市がオープンに至ったが、事前に大きな混乱は起きず、無事に開業を迎えられそうな気配が漂っていた。

 ところが、前述の無料券を大量配布した図書カード事前登録会に対し、ネットを中心に批判の声が沸き上がったのだ。

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