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「外に出ないで!」安倍首相の選挙演説、周辺国民の生活と商売を大妨害!道路占拠で邪魔!

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選挙カーの上で「景気上昇」をアピールする安倍晋三首相。その演説は注目の的だった。
 6月19日の昼下がり、千葉県のJR市川駅北口。自民党の安倍晋三首相が、地元選出の参議院議員・猪口邦子氏の応援に駆けつけた。駅前のロータリーは群衆であふれかえり、演説が終了した後は有権者とハイタッチする首相。「がんばれー」という声援とともに、多くの人に歓迎されていた。


 首相の演説終了後、タクシーに乗り込むと、運転手が「選挙運動って、実は迷惑なんだよね」とつぶやいた。人が集まるのだから、タクシーにとってはホクホクなのでは……と思っていたが、実際はそうでもないようだ。

「人があふれて、乗りたい客が乗れないんだ。さっきのお客さんなんか、『人がいっぱいで、タクシー乗り場の場所がわからなかった』って困ってたよ。足の悪いおばあちゃんも『仕方ないけどね……』だってさ」

 大多数が首相を歓迎する一方で、「歓迎していない人」もいるようだ。

自ら「交通の妨げ」になっていた安倍首相の演説団


 あるタクシー運転手は、「ようやくタクシープール(乗客を待つ乗り場)に入れたけど、2回も出された」と語っていた。聞けば、市川駅北口のタクシープールは7列あり、通常は25台が客待ちすることができるが、この日は5列18台分のスペースを自民党の選挙カーやポールが積まれたトラック、SPの専用車などが“占拠”していた。

 プールが2列8台に制限された結果、9台目以降のタクシーは一度ロータリーを出なければならず、再入場を余儀なくされたそうだ。

 タクシー運転手にとって、市川は東京のように流し営業ができる街ではなく、駅前につけていなければ仕事にならない。プールからあふれた運転手は、仕方なく首相の演説が終わって人が少なくなるまで、時間をつぶしたそうだ。なかには、無理やり休憩を取る運転手もいて、「商売あがったりだよ」とつぶやいていた。

首相到着の1時間以上前からタクシープールで遊説の準備を始める警察関係者。周囲は物々しい雰囲気に包まれた。
 また、警備上、プール内の運転手は警察から「(車の)外に出ないでください」と言われていた。「普段は車から降りて腰を伸ばしたり、トイレに行ったり、コーヒーを買いに行ったりするけど、それもできないんだからなぁ」と運転手が言うと、説明にあたっていた警察官も「本当、申し訳ありません。私も休みだったんですが……家族サービスができませんでした」と申し訳なさそうに語っていた。

 厳重な警戒による物々しい雰囲気のなか、首相到着を待つ人々は1時間前から詰めかけており、駅周辺は立錐の余地もない。演説カーの上から、ウグイス嬢が「小さなお子様もたくさんいらっしゃっています。どうか、交通の妨げにならぬようにご注意ください」と連呼するが、「その原因は、お前らがつくってんだろ」と、再び運転手がこぼす。