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スマホ、大手キャリア&分割払いは360万円も損?貧乏人こそがハマる貧乏の連鎖

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「Thinkstock」より

 本連載前回記事で、車をローンで買うと貧乏の負のサイクルが回り出してローンの金利を払い続け貯金ができず、車の保険料をケチるとさらに悲惨なことになるという話をした。

 スマートフォン(スマホ)にも同じようなことがいえる。金持ちは自分の好きな機種をSIMフリーで現金で買う。だから、2年契約の縛りのない安い通信会社と契約して、月の使用料を4000円以下に抑えられる。

 貧乏な人は、大手キャリアと2年契約でスマホ本体を分割払いで買う。そうすると本体価格は安く(場合によっては無料)になっても、毎月1万円の通信料を払うことになる。月6000円の差は年7万2000円の差。50年では360万円の差になる。

 スマホの格安プランというと、メジャーじゃないブランドのワンランク下の機器とセットの安いプランを思い浮かべる人が多いようだが、人気ブランドの最新モデルをSIMフリーで買って、安い通信プランを契約することができる。私はSIMフリーのiPhoneを安い通信会社のプランで使っている。

「負のスパイラル」脱出法


 金持ちじゃない私たちが、お金がないから損をし続ける「負のスパイラル」から抜け出す方法がひとつある。それは、借金をしないで、現金で買い物をすることだ。

 スマホの分割払いは、実はローン。2年契約をする見返りに、通信会社(キャリア)がその支払い分を毎月2年間、立替えて払ってくれる仕組みだ。だから、口座の残高不足など何かの事情で通話料の支払いを滞らせると、通信会社は機器のローンを払ってくれない。するとあなたに、ローン返済の延滞という悪い記録がつくことになる。分割払いで買うということは、実質の負担がゼロでも、このリスクをとることなのだ。

 日本はそこまでいっていないが、アメリカでは個人のクレジットスコアによって、カードローン、車のローン、家のローンなどの金利が決まる仕組みになっている。クレジットスコアとは、カードやローンの借入れと返済の記録から、その人の信用度を点数化したもの。スコアが高い人は、低い金利でローンを借りられ、スコアが低い人はローンの金利が高くなる。スコアが低すぎると、ローンを借りられない、カードをつくれない。

 ここでも、金持ちはローンを有利に(低い金利で)借りることができ、貧乏人はローンに高い金利を払って損をするという仕組みができあがっている。