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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

民進党、蓮舫降ろし加速で分党・解党の方向へ…大量議員が小池勢力に合流の気運

文=神澤志万/国会議員秘書

 稲田朋美防衛大臣と共通していますが、相手を追及するときは威勢がいいのに、自身のことはきちんと説明できない。これでは、みんなの心が離れていくのも仕方ないでしょう。蓮舫代表の自滅ともいえる失態は、説明責任を果たしていないこと、さらにコンプライアンスの意識が薄いことが最大の原因です。

 今となっては、二重国籍問題の解決を図ったところで、蓮舫議員の代表辞任は回避できないとみられています。もっといえば、「蓮舫議員が代表を辞任したら分党」「辞任しなければ解党」という流れができあがっているように感じます。

 それにしても、野田幹事長の動きも微妙でした。この期に及んで野田幹事長が蓮舫代表をかばったところで、民進党のイメージアップにはつながらないと思います。民進党のベテラン秘書は、「野田さんは『自分が男気を出した』と思っているようだけど、わかってないなぁ。旧民主党政権時の解散総選挙のタイミングもそうだったけど、自分がずれていることに気づいてないんだよ」とため息をついていました。

「泥舟が沈む前に小池都知事にすり寄ろう」

 実は、民進党内の離党の動きは玉木議員だけでなく、松野頼久議員率いる松野グループにもありますが、グループ内の意見が二分しているようです。

 つまり、「泥船が沈む前に離党して小池都知事にすり寄ろう」という意見と「今離党すると、政党交付金が分配されない」とお金の心配をする意見です。今後、どちらの意見が優勢になっていくのでしょうか。

 そして、こうした騒ぎが起きると、いつも振り回されるのは私たちスタッフです。離党や分党があれば、所属政党名も変更になってしまいますし、党の連絡先やキャッチコピーなども変わることになります。ある秘書仲間は、「新しい名刺やポスターを発注しようかどうか悩んでいる」と言っていました。

 8月の内閣改造の人選も気になるところですが、民進党内のゴタゴタのゆくえも、地味にランチタイムの話題になっています。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

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