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羽生結弦、国民栄誉賞気運に賛否両論「安倍政権は賞を安売り」「ほかにもあげるべき人」

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男子フィギュアスケートの羽生結弦選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
 平昌オリンピックの男子フィギュアスケートで2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手や、スピードスケート女子500mで金メダルに輝いた小平奈緒選手に国民栄誉賞を授与する可能性が浮上しているという。


 羽生選手が金メダルを獲得した翌日の2月18日、西村康稔官房副長官は生放送のニュース番組『新報道2001』(フジテレビ系)に出演。羽生選手への国民栄誉賞授与について問われると、「メダル獲得直後のため、そういった検討はまだしていない」と明言を避けながらも、「素晴らしいことは間違いない」「首相にしっかり伝えたい」と語っていた。

 19日午前には、菅義偉官房長官が記者会見で羽生選手と小平選手への国民栄誉賞授与について尋ねられる場面があった。しかし、菅氏も西村氏と同様に「まだ検討するかどうかも決めていない」と言葉を濁している。

 確かに、2人の快挙は国民栄誉賞に値するものだろう。しかし、インターネット上では賛否両論が飛び交っている。

 賛成派からは「羽生選手は日頃の言動もしっかりしているし、あげればいいと思う」「県民栄誉賞どころじゃないし、人間国宝ものだよ」「2人には帰国後、すぐにあげるべきだ」といった声がある。

 一方で、反対派からは「すごいのはわかるけど、それならほかにもあげるべき人がいると思う」「さすがに乱発しすぎでしょ」「人気者の政治利用が甚だしい」「基準がよくわからない」という意見が続出している。

 具体的には、アジア人初の五輪3連覇を達成した柔道の野村忠宏氏をはじめ、体操選手として歴史に残る活躍を続けている内村航平選手、競泳で五輪2連覇を達成した北島康介氏などの名が挙げられ、「なぜ彼らは授与されないのか」「彼らにも与えるべき」といった声が上がっているのだ。

 ちなみに、野球界ではイチロー選手がこれまで二度、政府から授与を打診されたが、現役であることを理由にいずれも辞退しており、そもそも現役のアスリートに国民栄誉賞を授与することへの疑問も多い。

 これまで、国民栄誉賞は25個人と1団体に授与されており、うち6つが2012年からの安倍晋三政権下で与えられている。そのため、「安倍政権は国民栄誉賞を安売りしすぎ」といった意見も見られる。

 過去には、2011年にワールドカップで優勝したサッカー女子日本代表の「なでしこジャパン」が団体として初めて授与され、今年も将棋で初の永世7冠を達成した羽生善治竜王と囲碁で二度の7冠を成し遂げた井山裕太九段の同時授与が話題になった。一方で、授与者が出るたびに曖昧な選考基準を疑問視する声があるのも事実だ。

 そんななか、19日放送の『バイキング』(同)では、東国原英夫氏が「羽生選手には国民栄誉賞が授与されるだろう」と推測。「政府はいろんなところに国民栄誉賞をあげるっていう方針ですから」と述べ、MCの坂上忍も「これは期待していいんじゃないでしょうか」と言っていた。

 安倍首相は17日夜に羽生選手に電話で祝意を伝えるなど、その“外堀”は埋められているようにも見えるが、はたして政府はどう判断するだろうか。
(文=編集部)

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