ビジネスジャーナル > キャリアニュース > 新刊JPニュース > 「メタボ」より怖い?「ロコモ」とは
NEW

要介護者になる前に!! 「メタボ」よりキケンな「ロコモ」を解消せよ!! 

【この記事のキーワード】, ,
0418_sinkanjp.jpg※画像:『姿勢を変えて
ロコモ対策超入門』

著:中野ジェームズ修一/扶桑社

 いまや「メタボ」という言葉は誰でも知っていますが、厚生労働省が次に認知度を高めようとしている言葉が「ロコモ」です。事実、最近テレビ番組の特集で「ロコモ」という言葉を耳にするようになり、今年の健康キーワードになるかもしれません。

 『姿勢を変えてロコモ対策超入門』(中野ジェームズ修一/著、扶桑社/刊)によると、「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の略。筋肉や関節、骨などの衰えにより、立ったり階段を上がったりといった日常生活がスムーズにできなくなり、将来“要介護者”になるリスクが高まった状態を指します。

 これは高齢者だけの問題ではありません。まだ若くて元気な年齢から、運動器の機能低下は始まっているのです。

 たとえば、こんな運動ができなかったら、あなたは「ロコモ」予備軍かもしれません。

■簡単にできる「ロコモ」危険度チェック

1.高さ40cm程度の椅子や台に座って、腕を胸の前で組み、片足を伸ばして前傾姿勢をとります。

2.その状態で反動を使わず片足で立ちあがり3秒間キープします。この動作でぐらついたり、上げていた足をついてしまった人はバランス能力・筋力が低下しており、「ロコモ」予備軍だといえます。

※40cmという椅子の高さは40~50代の目安です。20代の方は20cm、30代の方は30cmほどの高さの椅子でチャレンジしてみてください。

■日頃からできる「ロコモ」対策

 「ロコモ」を招く原因が筋力の低下である以上、「ロコモ」を防ぐためには筋肉を増やすことが必要となります。

 筋肉を増やすためにはハードなトレーニングが必要だと思われがちですが、そんなことはありません。中野氏によれば、日常生活で効果的に体を動かして、「生活活動強度」を上げることで、筋力トレーニングの役割は十分に果たせるそうです。

 たとえば、いつもより速いペースで歩いてみたり、エスカレーターやエレベーターを使わず階段を使ったり、電車の中で座らずに立つなど、“いつもやっていること”をいつもよりきついやり方で行うことで、体力・筋力は向上するのです。

 また、筋力の低下は姿勢の崩れを誘発するため、筋力を鍛えることは、姿勢を正しく整えることにもつながります。

 全国に4700万人いると推測されている「ロコモ」予備軍は、今後も増えていくことが予想され、いずれは40代以上の5人に4人が将来的に要介護者になる可能性が指摘されています。

 本書には、「ロコモ」を防ぐエクササイズや、姿勢の悪化を予防するストレッチの方法が紹介されていますので、前述のチェックができなかった方や、体力低下が気になる方は、本当に困ったことになる前に「ロコモ」の対策を始めておいた方がいいかもしれません。
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

【関連記事】
ねこ背を治す正しい方法
自宅でできる簡単ボイトレ
会話の間が持たない人のための3つの方法
情報交換がうまくいく3つのプロセスとは?

BusinessJournal編集部

Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

Instagram: @businessjournal3

ニュースサイト「Business Journal」

『姿勢を変えてロコモ対策超入門』 ちょっとの運動で健康を取り戻せ amazon_associate_logo.jpg

要介護者になる前に!! 「メタボ」よりキケンな「ロコモ」を解消せよ!! のページです。ビジネスジャーナルは、キャリア、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!