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東京五輪組織委参与の間野義之・早大教授に聞く、新しい施設設計思想への転換

東京五輪、当初予算の6倍の2兆円に…破綻したコンパクト五輪、「引き算」の五輪で

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間野 仮設競技場といっても、数十億円はかかるものもあります。それを五輪・パラリンピック後に解体すればいいのか、本当に数十億円かける必要があるのか、そこをもう少し考える必要があります。

 たとえば最初の計画では8km圏内で行うコンパクト五輪を謳っていましたが、それが埼玉県や千葉県、神奈川県、自転車競技は一部静岡県に広がりました。一部ではこれに批判も上がっていますが、今回リオ五輪に行って感じたのは、必ずしもコンパクトである必要はないということです。開催会場は大きく4つありましたが、会場間を車で移動するには1時間から1時間半かかります。ABCDという正方形の4つの角にあるような配置ですが、AからBを経由してCに行くと、2~3時間平気でかかります。全然コンパクトでなくても、開催できるのです。本当に必要な施設が埼玉県や千葉県や神奈川県にあるのであれば、輸送体系を考えたら十分代替可能ではないでしょうか。

――コンパクト五輪にこだわらず、既存の施設があれば多少離れていてもそれを使っていくというやり方もあります。

間野 もちろんコンパクト五輪はIOC(国際五輪委員会)と話し合って決めてきたことなので、東京都だけで決められる問題ではありません。しかし知事が交代したこともあり、再考するタイミングではないでしょうか。

(構成=松崎隆司/経済ジャーナリスト)

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