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ドンキ、繁栄を謳歌…渋谷に120mビル開発、他社店舗を次々ドンキ型に転換で売上爆増

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ドン・キホーテの店舗(撮影=編集部)

 ドンキホーテホールディングス(HD)の大原孝治社長兼CEO(最高経営責任者)は意気軒昂だ。8月13日に開いた事業説明会で、米小売大手ウォルマートが売却を検討している傘下の大手スーパー西友について「本当に西友を売却する意向なのであれば興味がある」と述べ、買収に前向きな姿勢を示した。

 西友売却については、「マスコミで見た情報だけ」とした上で、「不動産がなければ小売業はできない。人材などに加え、当然、すべてではないが、今では手に入らない立地が多数ある。もし、本当に売るならば、細かく精査したい」と述べた。

 ウォルマートが売却方針の西友をめぐっては、流通大手や投資ファンドなどが買い手候補に挙がっているが、前向きな発言を公式の場でしたのはドンキホーテHDが初めて。同社は西友買収の“台風の目”となった。6月末時点で現預金は719億円ある。

 ドンキホーテHDは同日、東京・渋谷区道玄坂の旧ドン・キホーテ渋谷店跡地周辺で大型複合ビルを開発すると発表した。2019年1月に着工し、2022年4月に竣工の予定。文化村通りに面した約5700万平方メートルの敷地に地下1階、地上28階建て延べ約4万1000平方メートルのビルを建てる。高さは120メートル。1~3階に店舗、4~10階にオフィス、11~28階はホテルが入居する予定だ。大原氏は「渋谷のポテンシャルは計り知れない」と話す。

 敷地内に人の動線を設けることで、JR渋谷駅から道玄坂や文化村通りを通り、新商業施設に至る回遊性を高め、「渋谷地区全体の活性化に貢献したい」とした。渋谷駅周辺では東京急行電鉄を中心とする東急グループによる再開発プロジェクトが進行している。すでに渋谷ヒカリエが誕生したほか、6つが進行中。スクランブル交差点を見下ろす格好で、高さ230メートルの渋谷駅街区東棟が2019年度に、駅と一体化したかたちで完成する予定だ。

“若者の街”渋谷の姿が一新される。ドンキの大型複合ビルが完成すれば、「渋谷の新名所になる」と意気込んでいる。

ユニーとの共同運営店が好調


 大原社長の鼻息が荒いのも無理はない。2018年6月期連結決算は絶好調だった。売上高は、前期に比べて1127億円増え9415億円(13.6%増)、営業利益は515億円(同11.7%増)、当期純利益は364億円(同10.0%増)といずれも2ケタの伸び。ドン・キホーテ1号店開業以来、29期連続の増収増益を続け、純利益は9期連続で過去最高を更新した。配当(1株当たり年間配当金32円)は15期連続で増配した。大型店の「MEGAドン・キホーテ」3店を含む31店を新たに出店し、グループ店舗数は6月末時点で418店。既存店売上高は4.1%のプラスだった。

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