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従来型ケータイの新商品が続々発売の理由…端末9千円台、今持つスマホと同じ電話番号

文・取材=A4studio
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「たしかに『昔の片手で持ちやすいスマホのほうがよかった』という声も聞かれますが、市場を見ると、けっきょく売れているのは画面が大きく、ハイスペックな最新スマホばかりです。顧客からの人気も十分高いですし、キャリア側としても、ハイスペック大画面スマホのほうが処理能力が高く、サクサクとネット閲覧され、動画も見やすくなるため、結果として通信データ量を消費しやすくなり、必然的に通信料も高くなる機種を使ってもらうほうがありがたいのでしょう。」(同)

フィーチャーフォン市場には、ニッチで根強い支持層が確実に存在する

 10月26日にはワンナンバーフォンが、また11月下旬にはINFOBAR xvやカードケータイが発売されている。実際のところ、新作フィーチャーフォンの反響はどうなのだろう。

「先だって発売されているワンナンバーフォンに関していえば、ネット上などを見ても、購入者の反応はおおむねいい感じです。ドコモオンラインショップでは9720円(税込)で販売されており、また月500円のオプション料金で利用できるという安さゆえに試しやすいという面もあるとは思いますが、少なくとも滑り出しは上々なのではないでしょうか。INFOBAR xvやカードケータイも、評判は悪くないようです。

 とはいえ、現在はデジタルガジェットマニアが飛びついている程度の状況だともいえますので、一般層がどんな反応をするか、また一般層に普及するかについては、今後の動向次第といったところです」(同)

 果たして今後、フィーチャーフォンが“スマホの子機”などとして必需品となる日は来るのだろうか。

「正直、広く普及するとは言いがたいところがあります。たとえばドコモの『2in1』など、1台のケータイで2つの番号を利用できるサービスがありましたが、実際に使うとなると管理がかなり複雑になってくるため、あまり普及しませんでした。スマホとケータイの2台持ちにせよ、1つの番号をワンナンバーフォンとスマホで管理するにせよ、管理がある程度複雑になってしまうことを考えると、一般層に広く普及とまでは行かないだろうと予想しています。

 ただ、今年の頭にはフィンランドの携帯会社ノキアが『Nokia 8110 4G』という最新ケータイを発表していたりと、フィーチャーフォンのニーズそのものは世界的に根強くある印象を受けますね。一般に広く普及するわけではないですが、消滅することもなく、ニッチな支持層に支え続けられるのでしょう」(同)

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