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どんなクリスマスを過ごす人にも。生きることに迷ったとき、心に響く『聖書』の教え

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※画像:『こども聖書』(すばる舎刊)

 皆さんはクリスマスをどのように過ごしますか?

 みんなでパーティーをしたり、家族団らんでケーキを食べたり、いつもより少し豪勢な食事をしたり。12月24日のクリスマスイブと25日のクリスマスは、日本人にとって最も身近なキリスト教の行事といえます。

 さて、そんなクリスマス。「イエス・キリストの誕生日」と覚えている人も多いようですが、実はそうではありません。明確に言うと、「キリストが生まれたことを祝う日」、つまり降誕祭です。とはいえ、キリストの誕生を祝うのだから、とてもポジティブな日であることは変わりありません。

 イエス・キリストは神の子としてさまざまな教えを広めてきました。それを弟子たちがまとめたのが『聖書』(新約聖書)です。

 その『聖書』には、現代に至るまで影響を与え続けている「生きるための指針」が書かれています。神さまは、つらいことや悲しいこと、憎いと思ってしまうことなどに直面しても、あきらめることなく、人々が手を取り合い、この世界をよくしていこうと説くのです。

 『こども聖書』(すばる舎刊)は、その『聖書』の教えを聖心女子大学のシスターである鈴木秀子さんが子ども向けに「超訳」し、どんな年齢でも分かりやすく教えてくれる一冊。

 『聖書』の中には私たちがあまりそれと意識せずに使っているフレーズがたくさんあります。その中から2つ、ピックアップしてご紹介しましょう。

 

■「求めなさい。そうすれば、与えられる」の本当の意味とは?

 求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。――マタイによる福音書7章7節

 とても有名な一節であるこの言葉ですが、時に疑いの気持ちを持つこともあるはずです。「求めても、与えられなかった」と。

 ただ、鈴木さんはそうは考えません。神さまへの祈りは、求めたものがそのまま与えられるわけではない。あなたを成長させるために、違うかたちで聞き入られることがある。人間は求め続けているときこそ、輝きを増すもの。求めることは私たちにとって無駄なことではない。むしろ成長のために必要なことなのです。

 

■他人を自分のように考えてみませんか?

 隣人を自分のように愛しなさい――ルカによる福音書10章27節

 これは「まわりの人、そばにいる人を、自分のように大切にしましょう」という意味で、キリストの教えの一つである「隣人愛」を説く言葉です。

 近しい人が今何に困っているのか、何をしてほしいのか、あなたは気づいていますか? もちろん他人の気持ちは分かり得ないですが、想像をすることはできます。「自分だったらどうしてほしいだろう」と考えてみるのです。

 鈴木さんは「この人は何を欲しがっているんだろう」と考えることは愛だと述べます。今日会った人のことを思い出し、他人を自分のことのよう考えてみてはいかがでしょうか。

「もうダメだ」と思ったときに光が見えるもの
悲しむことができる人は、しあわせな人
自分だけが得をしようとしてはいけない

 『聖書』には私たちが生きるうえで大切なことばかりが書かれています。いうなれば最強の自己啓発書。1日1日過ごしていく中で、時に自分の生き方が本当にこれでよかったかと悩むときもあるでしょう。そんなときに、『聖書』の言葉に寄り掛かることで、人間として本来あるべき姿を取り戻すことができるはずです。

 本書は子ども向けに書かれた一冊ですが、もちろん大人が読んでも心に染み入ります。2020年に向けて自分を見直したいと思っている人、1日1日を大切に生きたいと思っている人にとっては響く言葉が見つかるかもしれません。(新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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