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理想の恋愛を因数分解してみると… 数学のおもしろさを学べる本

新刊JP
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※画像:『文系もハマる数学』(青春出版社刊)

 数学が苦手だから文系を選んだという人は多いだろう。では、なぜ苦手と感じてしまうのか。もしかしたら、数学を勉強している中で「そうだったんだ!」という体験がないからかもしれない。


 『文系もハマる数学』(青春出版社刊)の著者である横山明日希氏は、数学の楽しさを伝えるために「数学のお兄さん」として活動し、これまでに全国約200か所以上で講演やイベントを実施している。そんな横山氏が教える、おもしろい数学知識が満載の一冊だ。


 では、どんな内容が書いてあるのか。


 身近な話題として、「恋愛」も数学的に分析することができるという。モテる人は、なぜモテるのか。その「恋愛要素」を因数分解で考えることができるというのだ。


 因数分解は、足し算のかたまり(ab+b)を要素のかけ算(bとa+1の2つの要素)で表し、「ab+b=b(a+1)」という式になる。これは、複雑な式を共通の要素(b)でまとめて整理するという考え方。


 横山氏は、この因数分解を用いて、理想の恋愛を実現させる条件を見つけ出すことができるという。デートには食事やレジャー、プレゼントなどの要素がある。デートというかたまりを式で表すと、


デート=「食事」+「レジャー」+「プレゼント」


 となる。これを理想のデートにしてみる。


理想のデート=「星付きレストラン」+「有名旅館に宿泊」+「高額ブランド品」


次に理想のデートを成就させる条件として、各要素を分解する。


理想のデート=(食事×資金力)+(レジャー×資金力)+(プレゼント×資金力)


 そして、共通の要素を見出して因数分解する。


理想のデート=資金力(食事+レジャー+プレゼント)


 因数分解によると、理想のデートを実現する必須要素は「資金力」であることがわかる。ここでの「資金力」は「b(a+1)」の「b」になる。係数の値が大きくなれば全体の値も大きくなるので、「資金力」が大きくなるほど、理想のデートの満足度も高くなるのだ。


 また、「デート」を「出会い」に変えれば、他の恋愛のテーマも因数分解できる。


 本書では、恋愛をはじめとしたコミュニケーションの他にも、「ロボット掃除機の『丸』と『三角形』どっちがおすすめか?」「『感染が99%正しくわかる検査』で、大規模検査すると何が起こるか?」「3人以上になると、とたんに会話が苦手になる理由とは?」など、様々なテーマを数学で分析していく。


 身近な事柄などを数学的思考で考えると「そうだったんだ!」と気づくことも多いはず。数学が苦手という人も、本書をきっかけに数学にハマるかもしれない。
(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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