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昨年4月から実施している有料会員「Amazonプライム」会員向けのサービスで、日本は米国に続き2カ国目の導入となる。有料会員の新規獲得と囲い込みが目的だ。Amazonプライムは年会費3900円で、お急ぎ便やお届け日時指定便を、追加料金なしで無制限に利用できる特典がある。
「1時間以内」の競争に
米アマゾンは昨年12月、ニューヨーク・マンハッタンの一部に居住するAmazonプライム会員向けに1時間で商品を配送する「アマゾン・プライム・ナウ」を始めた。プライム・ナウは、ペーパータオル、シャンプー、書籍・玩具、電池といった商品を注文した顧客を対象に、自転車で1時間以内に商品を配達する。
今年9月には新たな配送方法「Amazon Flex」を立ち上げ、シアトルで好評だったことから、ニューヨークやシカゴなど全米9都市に拡大する。パート従業員が運営し、アマゾン・プライム・ナウの商品配達を担当する。コスト削減が狙いだ。レストランの料理のデリバリーも始めた。対象地域はワシントン州シアトルの一部。Amazonプライム会員は地元レストランの料理を家に居ながら注文できる。
アマゾンジャパンは配達時間短縮とコスト削減のために、アマゾン・プライム・ナウとAmazon Flexを導入することになる。
楽天は楽びん!でアマゾンに先手を打った。今後、都心では楽びん!とアマゾン・プライム・ナウが1時間以内の配送を競い合うことになるだろう。勝負はコスト。楽びん!は、配送車にさまざまな装備を搭載してコスト高になっているのが難点だ。両社の勝負の行方に注目が集まる。
(文=編集部)
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