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(1)西洋人の「ロボットは悪魔」という偏見を打ち破った独特の世界観
トランスフォーマーと呼ばれるロボットは、生命体で宇宙人であるが、地球の環境に溶け込むため擬態能力を持っており、さまざまな形に変形するという斬新なアイデア。
(2)「宇宙人が攻めてくる」という、ドラマチックに設定された「ストーリー」展開
トランスフォーマーと呼ばれるロボットが、正義のサイバトロンと悪のデストロンに分かれて抗争する。
(3)敵味方に分かれて登場する多彩な「キャラクター」を持った登場人物たち
日本人だけではとても思いつかないような「斬新でユニークな世界観やアイデア、多彩なキャラクターの登場人物、ドラマチックなストーリー設定」が、日米合作の制作チームによってつくられたことは、メディアコンテンツの世界展開を行う上で、「何が重要で、どうつくったらよいか」という点について、非常に貴重な経験やビジネスモデル構築のヒントを提供している。
アニメに限らず、コンテンツ作品は価格勝負の工業製品と違って、作品そのものの価値が優先される。
世界中の多様な価値観に受け入れられるには、柔軟な提携戦略や協力関係の構築が必要といえよう。
(文=野口恒/ジャーナリスト)
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