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ビジネス街にある施設に行ってみるとわかりますが、勉強ではなく仕事をしている方も結講います。自宅開業している方や起業準備段階の方のオフィス利用も結講あるようです。たとえ、現在自分のオフィスがあっても、集中したい場合にスタッフから質問されたり、無駄な来客や電話対応をしない時間を確保するために使うというのもありかもしれません。
集中する時間をどうやって確保するのかというのは、結講難しい命題です。流浪して、あっちのカフェ、こっちのカフェというのも肌に合えばいいと思います。一方で、「ここに来たときは、最低2時間集中する」と決めて同じ場所で集中するというのもいいでしょう。筆者は、仕事と違う分野で集中したい時には、仕事場所とは居場所や雰囲気を変えたい派です。
繰り返しになりますが、「資格の勉強をする」「語学の勉強をする」「起業の準備をする」など、一定の目的がある場合には、アクセスしやすい場所を第一に選ぶのが個人的には正解だと思います。設備や雰囲気はその次で十分ではないでしょうか。なぜなら、一定の目的がある場合には、ある期日までに強制的に近く自分に集中する環境をつくるしかありませんので、「すぐに行ける」「すぐに帰れる」というのが大切だと思うからです。
しかし、アクセスがいい場所の施設は、大抵近所に繁華街があるはずです。そこで、ときどき一杯引っかけるくらいならいいのですが、勉強を口実に実際は飲んだくれては意味がないので、お気を付けください。
(文=藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人日本生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>)
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