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その後、テーブルにニョッキが混ぜられ、なぜか皿に入ったカルパッチョ、バッファローチキンときて、最後にデザート(これのみフォークつき)でコースは終わった。
2時間のコースながら、ここまで1時間もたっておらず、1時間以上も時間が余ってしまった。食後のコーヒーを飲みながら横を見ると、カップルの女性が、料理が広げられたままの状態でたばこを吸っている。
「たばこは食後ならOK」と言われていたが、このカップルはもう料理は食べないということだろうか。さらに、別のテーブルでは、来て間もない女性4人組が、普通にフォークを使って食べていた。もはや、手づかみというコンセプトすら破綻しているといってもいい。
今回、手づかみレストランを初めて経験したが、同伴した相手が手づかみで食べる姿も含め、決定的に見た目が美しくない。それどころか、むしろ汚らしくもある。別の女性客の1人は、「手づかみスタイルは、一緒に来る相手をかなり選ぶし、間違っても初デートなどにはおすすめできない。ましてや、潔癖症の人は100%無理だと思う」と話していた。これについても、まったく同意見である。
ただ、ある種のエンターテインメント感が味わえることは確かだ。この手づかみレストランが一過性のブームで終わるのか、さらなる広がりを見せていくのか、今後のなりゆきを見守りたい。
(文=青柳直弥/清談社)
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