あの超一流金融機関、買収先が制御不能&人材流出の惨状…
文=編集部
海外展開の躓きは続く。損保ジャパンは12月に仏再保険会社スコールを持分法適用会社にする計画を見送ると発表した。3月にスコールの筆頭株主から同社株式を7.8%取得して、その後、出資比率を15%超に引き上げて持分法適用会社にすると公表していたが断念した恰好だ。
巨額マネーを投じれば経営権は握れるが、内部の人心までは買えない。文化が違えばなおさら。果たして、今年の大型M&Aの成否の行方は――。
(文=編集部)