ビジネスジャーナル > 企業ニュース > 電力自由化でカモられないために  > 3ページ目
NEW
橋本之克「カモられない!コミュニケーション」

あなたが電力自由化でカモられないために…なぜ電力会社を替える/替えない人に二分?

文=橋本之克/アサツーディ・ケイ シニアプランニングディレクター

 重要なのは今後、自由化がどちらのパターンで解釈されるか、あるいはどちらの風潮が一般的とされるかによって、自由化の進展や、新規参入や既存の企業の行く末が左右されるということだ。

あなたは空気と心理をどうつくるか

 このような人の感じ方や風潮は広告やPRなどのコミュニケーション活動で、ある程度コントロールできる。エネルギー自由化を「ポジティブな状況にメリットを加えてくれるもの」とするのか。あるいは「ネガティブな状況を変えてくれるもの」とするのか。

 これを読むあなたが「利用者」なのか、「新規参入の事業者」なのか、あるいは「従来からの供給者」なのかによって望む方向は異なるであろう。であれば、このことに関して取るべき行動は違ってくる。

 たとえば利用者の立場であれば、自由化の進展がメリット享受につながる。従って自由選択に対して積極的に関わること、その結果や経緯をSNS等で発信することなど、少しずつであっても自由化を推進すべきであろう。企業の場合、その状況により取るべき行動はさまざまだ。

 さあ、カモにならないために。この自由化の時代にあなたはいったい、どう行動するのだろう。
(文=橋本之克/アサツーディ・ケイ シニアプランニングディレクター)

橋本之克/アサツーディ・ケイ 不動産エネルギー カテゴリーチーム・リーダー

橋本之克/アサツーディ・ケイ 不動産エネルギー カテゴリーチーム・リーダー

日本総合研究所を経てアサツーディ・ケイ入社。消費財から金融・不動産・環境エネルギーまで幅広く、マーケティング調査や戦略プランニングを行う。主な著作は『9割の人間は行動経済学のカモである』(経済界)

あなたが電力自由化でカモられないために…なぜ電力会社を替える/替えない人に二分?のページです。ビジネスジャーナルは、企業、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!