なかなか買い物にいけないのですが、便利な世の中になったものです。夜な夜な布団の中で、電車の中で、そしてトイレでふんばりながらクリックして買い物完了です。インターネットで買えば、持ち帰る手間もなく玄関先まで届けてくれます。重い物やかさばる物などは特に楽です。
しかし、この便利さの陰に大きな問題が潜んでおり、それが悩みの種となっている人も多いのではないでしょうか。それは、段ボールの処理です。
配送されてくる物が、段ボール箱に入れられて玄関先までやってきます。あまりに調子に乗って次から次へと注文していくと、部屋が段ボールだらけになります。適宜、箱をつぶしてゴミ捨て場に持っていくことが必要になります。段ボールのゴミ捨て日が決まっている集合住宅や地域ですと、いかにコンパクトにまとめておくかが勝負です。アマゾンからの荷物の段ボールは比較的つぶしやすいですが、結構頑丈な段ボールであることもあります。
そんなときに手元に道具をひとつ持っていると、かなり便利です。それは、BOSCH(ボッシュ)のバッテリーマルチカッターです。段ボールをさくさく裁断していくのがはかどります。電動のカッターで、そもそもどのような用途を想定している商品なのかは不明ですが、通販利用が多い人は重宝するアイテムです。ただ、結構大きな音がしますので、夜間などの利用は避けたほうがよいでしょう。
物流における重要な課題
このほかに通販で問題なのは、荷物の受け取りです。特にひとり暮らしや家族が昼間家にいない場合、再配達してもらうしかありません。最近では、マンションであれば宅配ボックスがある場合が多いので、引っ越すときの条件として重要な要素かもしれません。私も宅配ボックスに入れてもらうことがかなりあります。
実際にこの再配達の問題は、物流における重要な課題となっているようです。EC(eコマース)の拡大により宅配の荷物が激増するのに伴い、再配達も増えています。ここで配達が二度手間になることで、二酸化炭素排出の問題、今後の労働人口減少による配達の担い手不足の問題など、社会的にインパクトのある問題が顕在化してきています。国土交通省でも「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」というのが開催されています。