スポーツ好きのための専門チャンネル、臨場感ハンパない！あらゆるスポーツのライブ見放題

文＝高井尚之／経済ジャーナリスト・経営コンサルタント

【この記事のキーワード】#サッカー, #ラグビー, #スポーツ放送, #“人気商品”の舞台裏

スポーツ好きのための専門チャンネル、臨場感ハンパない！あらゆるスポーツのライブ見放題の画像4

J SPORTSのオンデマンドサービス例

本当の競合は、すべての「余暇消費型ソフト」

　さらに視野を広げれば、そもそもスポーツ番組の視聴は、「余暇消費型ソフト」のひとつだ。仕事の後や休日の余暇時間に何を楽しみ、どこに金を使うか。たとえば、美術館巡りをする人もいれば、音楽コンサートに行く人もいる。特に首都圏には人気テーマパークも多い。

　視聴に限ってみても、DVDなど競合ソフトは多いが、ほかに比べてスポーツには優位性がある。三菱UFJリサーチ＆コンサルティングとマクロミルの合同調査「2015年スポーツマーケティング基礎調査」によれば、「スポーツを見ることが好き」と答えた人は全体の6割にも及ぶ。それほどスポーツ観戦が好きな人は多いのだ。

「結局は、コンテンツの質に尽きると思います。これまでの実績を知見として、良質なスポーツ放送をめざし、『J SPORTSは面白い』と思っていただけるよう努力します」（同）

　一過性の話題ではなく、本当の顧客満足となったかどうかが勝負なのだ。
（文＝高井尚之／経済ジャーナリスト・経営コンサルタント）

高井尚之／経済ジャーナリスト・経営コンサルタント

学生時代から在京スポーツ紙に連載を始める。卒業後、（株）日本実業出版社の編集者、花王（株）情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を生かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。足で稼いだ企業事例の分析は、講演・セミナーでも好評を博す。近著に『20年続く人気カフェづくりの本』（プレジデント社）がある。これ以外に『なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか？』（同）、『｢解｣は己の中にあり』（講談社）など、著書多数。