ビジネスジャーナル > 企業ニュース > 悩ましい忘年会幹事役の究極テク!  > 4ページ目
NEW
江間正和「飲食業界を“数字と現場”で科学する」

悩ましい忘年会幹事役の究極テク!面倒な店探し、当日ドタキャン問題はこうクリア!

文=江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部代表

 飲食店側の動きとしては、通常なら前日に仕入業者に発注をして当日仕込むケースが多いと思います。しかし、料理の内容や他のお客さんの予約状況によってこのスケジュールは繰り上がっていきます。早めに発注して前日や前々日から仕込みをするときもあります。

 また、特別な仕入のためにかなり早くから業者さんに予約発注している場合もあります。仕入業者さんに発注してしまうと実損が発生する可能性が高まります。当日キャンセル分の食材を他のお客さんの料理やお薦めメニューに回すこともできなくはないのですが、もともとは予約したお客さん用に仕入れていますので、すべてをロスなく使い切ることは難しいと思われます。このように宴会当日に向けてお店も動いていますので、トラブル防止も含めてキャンセルは早めでお願いします。

 さて、幹事でお店の予約を任されたみなさん、お店の本音を推察しながら予算、時間、人数などをお店に各種相談してみてください。お店によっては理屈や数字ではなく、気分や感性でリクエストを受けてくれない場合もあるでしょうが、「店側が損しない」提案でしたら理解してくれるでしょう。

 お店とお客さんは「お互い様」、いい協力関係が築ければ、お店は気持ちよく幹事さんに協力してくれることでしょう、当日満足してもらって忘年会後だってお店を利用していただきたいはずですから。参加者も幹事さんもお店も、気持ちよく年末を締めくくりたいものです。
(文=江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部代表)

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

東京未来倶楽部(株)代表
5年間大手信託銀行のファンドマネージャーとして勤務後、1998年独立。14年間、夜は直営店(新宿20坪30席)ダイニングバーの現場に出続けながら、昼間、プロデューサー・コンサル業。コンサル先の増加と好業績先の次の展開のため、2012年5月からプロデューサー・コンサル業に専念。
「数字(経営者側)と現場(スタッフ・オペレーション)の融合」「各種アイデア・提案」が得意。また、現場とのメニュー開発等、自称<「実践」料理研究家>。
・著書:『ランチは儲からない、飲み放題は儲かる』『とりあえず生!が儲かるワケ』『ド素人OLが飲食店を開業しちゃダメですか?』

Instagram:@masakazuema

悩ましい忘年会幹事役の究極テク!面倒な店探し、当日ドタキャン問題はこうクリア!のページです。ビジネスジャーナルは、企業、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!