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「三井住友トラストHDはメガバンク傘下ではない唯一の信託銀行。旧中央三井信託と旧住友信託の経営統合に当たって金融庁が期待したのは、信託機能の発揮です。それが、経営統合後の常陰社長の采配は、メガバンク型・銀行型を目指すもので、信託機能を重視したものではなかった。信託機能の発揮こそ経営統合の条件だったのに、金融庁の期待は見事に裏切られた格好になりました」(金融庁幹部)
金融庁の意向に背いた、三井住友トラストHDで厳然たる力を持つ常陰社長の退任シナリオは固まっていた。あとはそのタイミングと後任人事がポイント。メディア各社は“他社を横目で見ながら”そのタイミングと後任人事を探っている状態が続いていた。そんな膠着状態を破るかのように出た今回の日経報道だが、前述の通り、1カ月が経過した現在でも、三井住友トラストHDからはトップ人事に関して何も発表されていない。
三井住友信託銀行広報室は、当サイトの取材に対し「現時点で決定した事実はありません」との回答を寄せた。
(文=鷲尾香一/ジャーナリスト)
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