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「最初は営業エリアを地下鉄や車で回っていましたが、意外と遠回りしていると気付きました。ひらめいたのが自転車です。総務部に直談判して購入してもらいました。効果はさっそくあらわれ、一日に20軒近くの店を回れるようになった。スーツ姿で路地裏やガード下を疾走する光景が話題になり、他社の営業マンも次々とまねを始めました」(16年5月24日、31日付日本経済新聞『私の課長時代』より)
01年に執行役員に昇格。その後、昇進を重ね11年、持ち株会社への移行に伴い、事業会社であるアサヒビールの社長に就いた。国内トップの座を不動にした実績を買われ、16年3月にアサヒGHDの社長に昇格した。
スーパードライが泉谷氏と小路氏をトップの座に押し上げたといっても過言ではない。しかし、2人とも海外事業は“未知との遭遇”である。
「内弁慶と外地蔵」という諺がある。アサヒGHDに置き換えると、国内では弁慶のようにめっぽう強いが、海外では地蔵のようにおとなしいということになる。
スーパードライは海外でも弁慶になれるのか。その挑戦は始まったばかりだ。
(文=編集部)
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