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単にSLを運転することだけに頼らず、機関車の新しいなかまを増やし、新商品や新趣向を絶え間なく提供し続けていることが、この地方鉄道に活気をもたらしているのだろう。
この数年の間、「きかんしゃトーマス号」は年間10万人を超えるお客様を運び続けている。これは、地方鉄道のものとしては傑出した数字だ。そして、2017年の大井川鐵道のすべてのSL列車の乗客も30万人を突破し、1976年の大井川鐵道における蒸気機関車の運転開始以来、最高の数字となった。
始発駅・新金谷に帰着した「きかんしゃトーマス号」。多くの乗客が機関車との別れを惜しんでいた(許可を得て大井川鐵道本社から撮影)(c)2018 Gullane [Thomas] Limited.
このほかにも、近年の大井川鐵道には活気にあふれた話題が続々と生まれ続けている。かつて国鉄(現在のJR)で運転されていた“長距離鈍行”や夜行列車のイメージを再現した列車の運転は鉄道ファンを喜ばせ、車内で静岡おでんや吟醸酒などを味わえる列車の運転は、グルメファンをとりこにした。かつて全国を走っていた“長距離鈍行”のイメージを再現した大井川鐵道の“長距離鈍行”。列車は新金谷と千頭の間を3往復。200km以上を走る(提供:大井川鐵道)
自らの手で地域の活性化を続けている大井川鐵道。これからの動きにも注目したい。
(文=池口英司/鉄道ライター、カメラマン)
このほかにも、近年の大井川鐵道には活気にあふれた話題が続々と生まれ続けている。かつて国鉄(現在のJR)で運転されていた“長距離鈍行”や夜行列車のイメージを再現した列車の運転は鉄道ファンを喜ばせ、車内で静岡おでんや吟醸酒などを味わえる列車の運転は、グルメファンをとりこにした。かつて全国を走っていた“長距離鈍行”のイメージを再現した大井川鐵道の“長距離鈍行”。列車は新金谷と千頭の間を3往復。200km以上を走る(提供:大井川鐵道)
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