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フジテレビ連合、現実味増す一大お台場カジノ構想推進の舞台裏〜巨大ホテル、災害避難所も

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 まず、全体的にいえるのは、シンガポールのカジノがベースになるのではないかということだ。同国はカジノを解禁してから観光客が急増し、経済効果も出ている。拒否反応も多いカジノを国民に納得させるため「成功モデル」を踏襲する、というのは十分考えられる。さらに言えば、シンガポールモデルの導入はフジテレビ連合にとっても都合がいい。

「シンガポールの『リゾート・ワールド・セントーサ』は鹿島の海外法人、カジマ・オーバーシーズ・アジアが手がけている。そういう意味では、他のゼネコンよりも実績がある」(カジノ議連関係者)

 実はカジノにおいても、もうひとつ欠かせないプレイヤーがいる。カジノを運営するIRオペレーターだ。日本企業にはこのノウハウがないので、実績のある外資系IRオペレーターと手を組まなければいけない。

 フジからすると、「ワールド・セントーサ」を手がけるIRオペレーター、ゲンティンと“鹿島ルート”で手を結ぶことは当然、視野に入れているはずだ。
 
 事実、すでにフジはゲンティンと、かなり接近している。この夏に公開されたフジほかが製作の映画『謎解きはディナーのあとで』(配給:東宝)。小説と異なるフジの“オリジナルストーリー”ということで、舞台はシンガポールへ向かう豪華客船とされたが、実はその客船を運航しているスタークルーズはゲンティン傘下である。

 一大カジノ実現に向け、水面下で着々と動き出している。
(文=一条しげる)

BusinessJournal編集部

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