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トヨタ系販売店、ランクル購入希望者を面談で選別か…「ランクルへの思い」提出

文=Business Journal編集部
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トヨタ「ランドクルーザー250」(「Wikipedia」より/名鉄愛好家)

 4月に発売されたトヨタ自動車のSUV「ランドクルーザー250」。500~700万円台と高額ながら、早くも一部販売店では受注停止となる高い人気ぶりだが、一部のトヨタ系ディーラーが購入希望者に“面談”を行い、「ランドクルーザー250に対する思い」をヒアリングして購入者を選別しているという情報が流れている。はたして事実なのか、また、なぜこのようなことを行っているのか。当該ディーラーや業界関係者の見解を交えて追ってみたい。

 トヨタの車種のなかでも高い人気を誇る「ランドクルーザー」シリーズ。昨年には多くの販売店で「ランドクルーザー300」の受注停止が広まり、トヨタは公式サイト上で納車されるまで4年程度かかる場合があると告知。先月には「ランドクルーザープラド」の新型車種に当たる「ランドクルーザー250」が発売された。

 エンジンは「2.8L直噴ターボディーゼルエンジン」と「2.7Lガソリンエンジン」の2タイプを用意。サイズは全長4925mm、全幅1980mm、ホイールベースは2850mm。3列シートの7人乗りで、2列シートの5人乗り仕様(ディーゼル車のGXグレード)も用意されている。バックドアを開けずに荷物の出し入れが可能なバックドアガラスハッチ、最新の予防安全システム「トヨタセーフティセンス」、渋滞時にドライバーの疲労軽減をアシストする「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を設定した高度運転支援技術「トヨタチームメイト」なども備わっている。

 メーカー希望小売価格はディーゼルエンジン車が3グレードあり520~735万円、ガソリンエンジン車は1グレードで545万円となっている。

「ランドクルーザー250ご購入に向けた面談申込書」

 高額ながら発売直後から人気が沸騰。納期が2年以上先というケースもあり、受注を停止している販売店も出るなか、一部販売店は購入希望者に対し、購入の希望度合いを測るために面談まで行っているとの情報が流れている。例えばトヨタ系ディーラーの神戸トヨペットは、購入希望者に「ランドクルーザー250ご購入に向けた面談申込書」という文書を配布。「氏名」「年齢」「ご自宅ご住所」「お電話番号」「お勤め先/役職」、購入する際の下取車のメーカー・車種のほか、「ランドクルーザー250に対する想いをご記入ください」という記入欄まである。

 この書面を顧客に配布して回収している目的は何か。また、記入内容がその顧客の購入の可否を左右することはあるのか。神戸トヨペットに聞いた。

「ランドクルーザー250については、需要が供給を大幅に上回る状況が続いている中、弊社としては、ご自身で長く大切にお乗り頂けるお客様にランドクルーザー250をご購入頂きたいと考えております。その為、当該面談申込書は、弊社において、お客様の購入目的及び購入意思の確認の為に、任意でご記入をお願いしているものです。面談申込書への記入内容によって、ランドクルーザー250の購入の可否が直ちに左右される事はございません。弊社においては、お客様の面談申込書への記入内容を諸事情を総合的に考慮して、ランドクルーザー250をお客様へ販売させて頂いております」

(文=Business Journal編集部)

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