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ほっかほっか亭とほっともっと、因縁のライバルが混戦の弁当宅配事業参入で再び激突

文=編集部
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 対立が激化したためプレナスは総本部とのフランチャイズ契約を解消して、08年5月、新しいブランド「ほっともっと」を立ち上げ、プレナス傘下の直営店とFC店は「ほっともっと」に看板を掛け替えた。

 総本部はチェーン離脱後の競業禁止条項に違反するという理由で105億円の損害賠償を求める訴訟を起こした。1審の東京地裁は「離脱の原因は総本部にある」として、プレナスが全面勝訴した。総本部は賠償額を23億円に減額して控訴。2審の東京高裁は「離脱前に別ブランドをPRしたプレナス側にフランチャイズ契約違反があった」と認定し、総本部が逆転勝訴した。そのためプレナスは上告。最高裁は14年3月31日、プレナスの上告を棄却し同社に10億9000万円の支払いを命じた2審判決が確定した。

●混戦の宅配弁当で激突

 宅配弁当は急成長している。市場調査会社、総合企画センターの調べでは12年の宅配弁当市場は1010億円だったが、15年には1798億円まで拡大すると分析している。新規参入が相次いでいるからだ。

 宅配の老舗的存在は、ヨシケイグループとタイヘイの2社。近年は居酒屋チェーンのワタミが「ワタミの宅食」、病院向けの医療食で長年の実績がある日清医療食品が「食卓便」で参入した。さらに生協は「コープの夕食宅配」、コンビニ最大手のセブン-イレブンは「セブンミール」で新規参入してきた。

 それまですき間にすぎなかった宅配弁当市場に大手も乗り出し、いまや混戦模様になる中、持ち帰り弁当のほっかほっか亭とほっともっとは、店舗の多さを生かして先発組に挑戦する。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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