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『ムカつくことには合理性がある~若き老害・常見陽平が吠える』

嘘だらけのサラリーマンの「功績」 東洋経済オンラインを伸ばしたのは誰か論争の幼稚さ

文=常見陽平/評論家、コラムニスト、MC

 そもそも事実としては、佐々木氏が編集長だった頃のリニューアルで以前よりPVが伸び、さらに山田編集長になって佐々木氏時代の課題を解決して、さらに伸びたということだ。そしてそれは編集長だけでやった仕事でもないだろう。それだけだ。

 中川氏記事のタイトルにある「両方応援していこうぜ」というのは正しいと思う。昔、プロレスや格闘技の野次(声援)で「どっちもがんばれ」というのがあったが、それぞれその時代の任された仕事をやる。サラリーマンというのはそういうものだ。

 山田編集長をはじめとする現在の編集部は成果を出した。そして佐々木氏は、これから「NewsPicks」でどんな成果を出すのか。激しく傍観することにしよう。
(文=常見陽平/評論家、コラムニスト、MC)

常見陽平/千葉商科大学准教授、働き方評論家

常見陽平/千葉商科大学准教授、働き方評論家

1974年生まれ。北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。同大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)後、株式会社リクルートに入社。バンダイ、人材コンサルティング会社を経てフリーランス活動をした後、2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師に就任。2020年より准教授。大学生の就職活動、労使関係、労働問題を中心に、執筆・講演など幅広く活動中。主な著書に『「就活」と日本社会』(NHK出版)や『「意識高い系」という病』などがある。
常見陽平公式サイト

Twitter:@yoheitsunemi

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